井上 由喜子さん|Yukiko INOUE
井上 由喜子さん|Yukiko INOUE
合格スクール | American University London School of Economics (LSE) The School of Oriental and African Studies(SOAS) University of Leeds |
留学先(国) | アメリカ イギリス |
専攻(メジャー) | Economics Development |
職業 | 某私立大学 |
今回インタビューにご協力頂きました方は、現在大学四年生の井上由喜子さんです。フランスの大学に一年留学した経験の持ち主であり、英語力もある井上さんがなぜ就職ではなく大学院留学を選んだのでしょう。その辺からお話を伺いました。
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
私は今、大学でフランス語学科に通っていて、大学三年時に1年間フランスへ留学していたんですが、その時に向こうの大学生の考え方として、”大学を卒業したら就職をしなければいけない”みたいな感覚が日本よりも少ないなって感じたんです。私はもともと大学院留学を考えていた訳ではなかったのですが、そこで『あぁ、就職も一つの選択肢だな』みたいな感覚っていうのは影響を受けましたね。
あと、やっぱり、フランスに居る時に、言語っていうのはあくまでもツールでしかないっていう事を実感したんです。両親が専門職的な仕事をしているのもあって、昔から専門性を身につけたいという思いはなんとなく身についていたようで、それとフランスでの経験から海外の大学院に行って何か専門的な事を学びたいと思うようになりました。
もちろん、就職活動をしてみようかなと思った事もあったんですが、やっぱり今の私にとって違和感があり、大学院留学を目指す事にしました。
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
Q2. 大学院留学に向け、まずどのようにご準備を進められましたか?
考え始めてから、もちろん自分で全て準備することも考えましたが、大学がフランス語学科という事もあり、あまり教授にアドバイスを頂ける様な環境ではありませんでしたし、自分の性格を考えても、大雑把なので、きちんと専門家の方のお話は聞いておこうと思い、色々な説明会や、ご相談に伺いました。
色々な会社にお話に伺った時に、なんとなくちょっと こう、『大学生で、そのまま大学院留学に行くつもり?』という雰囲気で、自分自身、職歴もなく大学院留学を目指すっていう事の厳しさみたいなものは感じているのに、更に劣等感の様な気持ちが強くなってしまう様なお話しを伺う事もありました、、そんな中、こちらへご相談に伺ったところ、すごく話しやすくて、全然大学生でもバカにされないんだって、良かったって安心しました。自分の将来にとって重要な留学に関する話なので、自分の想いをしっかり伝えながらサポート頂きたかったので、こちらにお願いする事に決めました。
Q3. 専攻や出願先はどのように選ばれましたか?
Q3. 専攻や出願先はどのように選ばれましたか?
専攻はとても悩みました、、
小さい頃から、これがやりたいって何かを目指してこられた方って沢山いらっしゃると思いますが、私の場合、どちらかというと 普通の大学生で、留学もして、インターンとか色々な経験もさせてもらいましたけど、だからといって、一本絞って何かをやってきたっという訳じゃない、、。だから、単純なところから考えて、自分の出来る事って何だろうって考えて、英語とフランス語。じゃあ、それを活かせるのは何か。アフリカの方って、フランス語が多く使われていて、英語とフランス語は国連の公用語だと。じゃあ、そこで少しでも生かせないかって思って、国連て何だろう、国際協力って何だろうっていう所から入りました。
もともと高校がボランティア活動が盛んだったという事もあって、関心は持っていたんですが、自分が海外に行った経験などをそういう所で生かせたらなぁと思って、NGOでのボランティア活動も始めました。で、大学院では開発や国際関係を学ぼうと思って、こちらへ伺いました。
でも、調べて頂いたり、色々ご紹介頂いているうちに、自分の考えの甘さとか、分かっていない部分が出てきて、キャリアゴールとかも全然見えてなかったなって。そこからまた開発って何だろうっていうところから悩むようになったんですよ。
開発の分野で活躍されている方っていうのは、教育だったり、農学だったり、それぞれスペシャリストの方たちばかりで、、ほんとに最初は漠然とイメージで開発って思っていて、でも実際は、開発といってもすごく多岐に渡っていて、学校によって同じ名前で開講していても全然内容が違ったりもする訳ですよ。それを知ってしまったら、専攻をこんなに簡単に決めてはいけないとすごく思いました。意外に専攻選びって簡単に考えている方って多いと思うんですけど、やっぱ大学院レベルになるとキャリアゴールを考えていかないと専攻って決められないと思うんですよね。それに気づいてなかったんです。専攻なんてすぐに決まって、大変なのはその先のエッセイだったり推薦状とかだと思ってたんですよ。
それからも色々悩んで、国際協力分野から少し広げてInternational Communicationなども考えたりしましましたが、ご相談しながら最終的に決めていきました。
国に関しては、英語圏で国際関係や開発が出来るイギリスかアメリカで考えていて、今の時点では、アメリカに惹かれています。国の好みだけで言うとヨーロッパの方が魅力を感じますし、フランスに友人がいるのでそちらの方が良いのですが、アメリカの実践的なカリキュラムの教育制度に魅力を感じています。やっぱりインターンシップだったり実際に経験が出来るっていうことは、その先実際就職を考えた時に貴重だと思うんですよね。
Q4. 留学のご準備で特に大変だったことがあったら教えて頂けますか?
Q4. 留学のご準備で特に大変だったことがあったら教えて頂けますか?
うーん、、一番は大学院留学を決意するまでが悩んだし、大変でした。
やっぱりこの時期周りの皆がどんどん就職を決めて、将来の方向性やキャリアゴールがなんとなく見えていく中で、自分だけが何にも見えない、決まらないっていうのは精神力が要りました。
だからそこで、流されてしまいがちっていうのはあると思います。でも一度決めてしまったらもう迷いはなかったです。
Q5. 色々なお話ありがとうございます、最後にこちらをご覧の皆様へメッセージを伺えますか?
Q5. 色々なお話ありがとうございます、最後にこちらをご覧の皆様へメッセージを伺えますか?
まぁ私もこれからなので、一緒に頑張りましょうって感じなんですけど(笑)、私が思うのは、色んな人に色々話を聞いてみた方が良いな、という事です。
もちろん専門的な情報はこちらでお聞きして、きちんとした情報があった上でですけどね。自分が選択をしていく時に、もちろんそれに関係のある方の意見もですが、意外と全然関係のない分野の人とかが、面白い意見をくれたりするんですよね。それこそ全然関係ない教授だったり、一緒にボランティアをやっている高校生だったり、全く関係のない人でも話を聞くと、その中にヒントがあったりもするんですよね。色んな事に気付かされたり。なので今私は話を聞くっていう事の大切さを感じています。