草地 優維さん|Yui KUSACHI
草地 優維さん|Yui KUSACHI
合格スクール | Tufts University |
留学先(国) | アメリカ |
専攻(メジャー) | Computer Science |
職業 | 某コンサルティングファーム |
今回インタビューにご協力頂きました草地さんは、コンサルティングファームにフルタイムでお勤めのとてもご多忙な社会人です。しかもキャリアでは十分コンピューターサイエンスのご実績をお持ちですが、大学では異なった分野を専攻されていました。そんな草地さんがアメリカのトップスクールであるタフツ大学のコンピューターサイエンスに見事合格された経緯や動機をお伺いすることができました。
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
大学生の時に1年間アメリカのユタ州に留学に行った経験がありまして、その時にアメリカでの生活、特にそこにいる方の雰囲気がとても良かったんです。
フレンドリーなんだけれどそこまで干渉しすぎないといった距離感がとても心地よく、日本にいる時よりも楽に感じて、いつかアメリカで働いてみたいなと思ったのが最初のきっかけです。
ただその当時は何をしたいのか、学びたいのか、という事も決まっていなかったので、まずは就職しようと思い、3~4年システム開発の仕事で経験を積みました。
その経験から、Computer Scienceの分野をしっかり学びたいという明確な方向性も決まりましたので、改めてアメリカの大学院を目指そうと思いました。
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
出願の時期より2年前位に大学院留学を目指す事を決めて、それからは自分で軽く大学を調べたり、TOEFLの準備を始めてみました。
でも仕事もしながらでしたので、なかなか思う様に進まずつまずきを感じて、出願の1年半前頃にこちらにご相談させて頂き、そこから本格的に準備を進めていきました。
まずはご相談をさせて頂きながら大学を決め、出願書類の準備をして、最終的に出願が完了したのは今年の1月位だったと思います。
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
専攻についてはComputer Scienceの分野を目指す、というところまでは決めていましたが、中でも興味のあったComputer Securityについて学べるプログラムをご紹介頂きました。Computer Securityを学ぶ場合、Computer Scienceの学位の中で副専攻として選択できるプログラムと、Computer Securityそのものにフォーカスしたプログラムもあると伺い、それらのプログラムを幅広くご紹介頂きました。
ただ私は学部が工学系ではなかったので、出願時にComputer Science関連の学位や事前履修が求められているプログラムへの出願は難しく、そういった点について詳しくAdmissionをリサーチ頂き、希望に沿っていて出願できるプログラムへ出願校を絞っていきました。
国についてはもともと希望していたアメリカはもちろんですが、アメリカの出願校が難しかった場合に備えてオーストラリアの大学院についてもご紹介頂き、候補として考えていきました。
プログラムの内容以外では、現地就職の可能性を上げる意味でも大学の知名度やランクは重要だと思いましたので、そういった点や現実的に学費の条件も気にしながら出願校を選びました。
Q4. 留学ご準備の中で大変だった事や印象に残っている事があったら教えて頂けますか?
Q4. 留学ご準備の中で大変だった事や印象に残っている事があったら教えて頂けますか?
大変だったのはやっぱりTOEFLやGREなどテスト対策全般です。
TOEFLの対策は割と早めに進めていたのですが、とにかくSpeakingが苦手で、、パソコンに向かって時間を測られながら話す、となるとどうも慌ててしまってなかなかうまくいかず、IELTSに変えたら1回でスコアを取る事が出来ました。
やっぱり目の前に面接官の方がいて会話形式で話す事が出来る、という方が自分には合っていた様です。Speaking以外についてはTOEFLの対策が活きてくれたと思うので、本当に良かったです。
GREについては、最初VerbalとQuantitativeを併行して対策していたのですが、Verbalはどんなに単語を覚えても全く覚えたものが出題されなかったり、、と、とても効率が悪かったので、限られた時間の中でスコアを取得する為にはQuantitativeに絞って対策をした方が効率的だと感じて途中からその様に対策を切り替えました。最終的にベストスコアとしてはVerbalが150ちょっととQuantitativeが160中盤位のスコアが出たので、それで出願をしました。
準備時間を確保する為に、まず仕事の前に朝英会話をやって、夜仕事の後に2~3時間程度Speaking以外のテスト対策や書類準備と決めて取り組みました。
出願書類に関して、エッセイは本当にこちらの添削サポートで助けて頂いたので、そこまで苦労した印象はありません。最初のドラフトだけやっぱり時間がかかりましたが、その後は添削アドバイスに沿い修正する事でスムーズに進みました。
推薦状も教授に1通、上司に2通お願いしたのですが、上司に関しても社風的に大学院留学への希望を伝えやすい雰囲気がありましたし、お願いしたら快諾頂く事が出来ましたので、とてもありがたかったです。内容についても一緒にご相談しながら練って作成しました。
合格を頂くまではもちろん不安もありましたし、途中弱気になってGRE不要のオーストラリアにしちゃおうかな、とか考えた時期もありましたが(笑)、アメリカで働きたいという当初の目的がありましたので、最後まで留学へのモチベーションが下がる事はありませんでした。
Q5. 色々な経過を経て間もなく留学へのご出発を控えておられますが、留学中/ 留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?
Q5. 色々な経過を経て間もなく留学へのご出発を控えておられますが、留学中/ 留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?
合格を頂くまではどこか現実味のない計画でしたが、いざ合格を頂き現実的に“大学院へ留学する“という事が現実味を帯びてきた今になって、緊張と不安が強くなっています(笑)。
大学生の頃のお気楽な留学とはやっぱり違いますし、大学院のクラスに本当について行けるだろうかとか、金銭面に関しても円安で当初予定していた金額よりもオーバーしているので、そういった面も不安ですし、滞在先についても今探している途中で、行ってからの生活イメージがつきにくい、という事もあります、、、。
でも大学生の時から希望していた事が叶い、今ようやくスタート地点に立てている訳ですから、今行かなかったらきっと後悔すると思いますし、引き続き前向きに準備していきたいと思っています。
行ってからは学びもそうですが、出来るだけ就職チャンスが広がる様にインターンなど積極的にしていきたいと思っています。そして、卒業後はまだ分かりませんが、セキュリティエンジニアとして、セキュリティ分野の専門性を強みにした仕事がしていければなと思っています。
Q6. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。
Q6. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。
これはすごく自分が思った事ですが、出願校を選ぶ時は自分が思っているよりも高いレベルの大学も積極的に検討していった方が良いと思います。
私も自分で大学を探していた時は、”これくらいの大学だったら行けるかな“とか自分で制限をかけてしまって、はなからトップ校は無理だと諦めていました。
でもこちらでコンサルティングをして頂く中で、担当のコンサルタントの方からトップ校も多くご提案頂いて“ここも狙っていきましょう、狙えると思います”という心強いお言葉を頂きながらチャレンジする事が出来ました。ご相談していなかったらこんな知名度のある大学やトップ校への出願はしていなかったと思います。
そうなると、とってももったいないと思うので、是非積極的に挑戦して頂きたいと思います。
あと社会人の方だと、退職をして新たなチャレンジをするという事はとても勇気のいる事だと思います。せっかくある今のポジションを捨てて、お金をかけて大学院留学を目指しても思い描いていた将来が叶うとは限りませんし、リスクもあると思います。
でも私はそんな中でもやりたい事に挑戦した経験は、必ずこれからの人生において大きな経験になるし、必ず得られるものはあると信じています。そうポジティブに考えて、大学生だった自分にがっかりされない様に頑張っていきたいと思っています。