間瀬拓史さん|Takushi MASE

間瀬拓史さん|Takushi MASE

合格スクールMassachusetts Institute of Technology (MIT)
University of California, Berkeley
New York University
Imperial College London
University College London, その他複数校
留学先(国)アメリカ
イギリス
専攻(メジャー)Computer Science/ Transportation Engineering
職業某交通会社勤務

今回インタビューにご協力頂きました間瀬さんは、大学時代の専攻がコンピューター関連ではなく、且つ毎日お仕事でご多忙という非常に困難な環境の中ご留学を決意されご準備を進められました。そして見事、世界の名門、MIT、UCバークレー、そしてNYU、また英国のImperialまで合格され、本当に大成功をされました。今回はそんな間瀬さんにご留学成功の秘訣やご準備方法までお伺いすることが出来ました。社会人の皆さん是非ご参考下さい。
※当日のインタビュー会場は弊社コンサルティングルーム(個室)となります。またお写真撮影時以外はマスク着用、及び換気など徹底し感染症対策のもとインタビューにご協力頂いております。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

もともと海外旅行が好きで、将来いつかは“海外に住む”という経験をしてみたいなとは昔から漠然と思っていました。

そういった想いを持ちながらも就職をして、社会人5、6、7年とキャリアを積んでいく中で、今の会社の中での自分のキャリアを見据えると、更に自分の武器となる知識やスキルを身につけたいと思う様になってきたんです。

そんなタイミングで、突然一番仲の良い友人が“MBA留学を目指す”と英語の勉強を始めたんですね、そして”一緒にやろう!“と。そう言われてみれば海外に行きたいともともと思っていましたし、何かの縁かなという事で一緒に朝早く起きて英語の勉強をはじめてTOEFLのスコアを競いながら勉強を進めてみたところ、意外と手応えを感じ始めたんです。

当初は自分が留学なんて、しかも企業派遣で大学院留学なんて手の届かないところにあるものだと思っていたものが、もしかしたら2年くらい勉強すれば可能性があるかもしれない、と思う様になり本気で頑張り始めたのがきっかけです。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

まずは社内選考に通る様にTOEFL80点後半程度は必要だったので、1日1-2時間程度の勉強を2年くらい進めて、ようやく社内選考に通りスタートラインに立つ事が出来ました。

社内選考の通知が丁度年明け位で、そこから1年間が本格的な準備期間になりました。それまでは行けるかどうかも分からない状態だったので、そこまで何かを犠牲にしたりといった事はありませんでしたが、そこからは多少の寝不足や犠牲は覚悟して1日4時間程度対策の時間を取りました。

夜は仕事の状況に左右されてしまうので、朝どれだけできるのかが勝負でした。朝3時間、夜帰宅後に朝の復習を1時間という感じで進めて7月位にようやく目標のスコアを取得する事が出来ました。

スコアが見えない5-6月頃が最初の不安のピークでしたね(笑)。ただそれからもGREのテスト対策や出願校の決定、出願書類の作成といった感じで多くのタスクを年末までに進める必要があったので、本当に忙しい期間でした。


Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

私の場合はちょっと特殊で、Computer Science(CS)を学びたいと思っていたんですが、学部がCSではなかったので、出願校選びについては複雑でした。

最初はそんな事は知らなかったので、ベタにランキングからトップ校を見ていったんですが、見事にCSのバックグラウンドが求められているんですよね。血眼になって探しましたが自己流ではなかなか見つからなくて、プロの方を頼ろうとこちらにご相談しました。

それからCSの学位がなくても合格の可能性のあるプログラムをご相談しながら探していき、職歴などの経験をアピールしながら合格を目指しました。

また私の場合、CSを極めてプログラマーになりたいとか、そういったことではなく、現職の交通業界へCSの知識を還元してICT活用などに活かしていきたいといった想いがあったので、そういった内容が含まれている交通工学系のプログラムも併願する事になりました。

CSに関してはチャレンジでしたので、出来る限りのアピールをして合格出来たら御の字、ただ交通工学についてはトップ校を目指したいな、とそんな感じで出願校を決定しました。

具体的には、その様な基準でご相談しながら専攻を決定し、その後は国を跨いでそれらの条件に合致するトップ校のプログラムをご紹介頂き、見ていったといった経緯です。

自分で探していた時はアメリカしか見ていませんでしたが、こちらへご相談させて頂いて他の国の選択肢を見る事が出来たのは本当に良かったと思います。ご相談しなければ今回の出願校には出会えなかったと思いますし、この様な結果も得られなかったと思っています。


Q4. 留学のご準備で大変だったことや、逆にこの期間を経て得られたものなど、印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?

Q4. 留学のご準備で大変だったことや、逆にこの期間を経て得られたものなど、印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?

一番大変だったのは、スケジュール管理です。もちろん仕事が最優先なので、仕事の状況によりスケジュールが変わってしまいますし、確実に1日4時間確保する事が出来ない事もあります。なので、とにかく前倒しを意識して進めていきました。

あと全体スケジュールが見えてこないと不安が募るばかりだったので、早めの段階でいつまでにこれをやるという事をクリアにし、スケジュールを把握しました。クリアにした上で前倒しにしておけば思う様に進まないタスクが出てきた時にその時間を確保出来ますので。こういったスケジュールについては先輩方など、周りに経験者がいて下さりアドバイスを得られた事が非常に助かりました。

書類についてはエッセイの書き方など全くイメージを持っていなかったので、最初は戸惑いましたが、こちらの講座やアドバイスにより最初に重要なポイントを把握したうえで作成を始められた事が非常に効率的で良かったと思います。

どうしても自分が考えると自分が書きたい事、夢ばかりを書いてしまいがちですが、審査官がどういった視点を持っていてどういった事を知りたがっているのか、その上で自分のアピール点を最大限伝えていけた事が良かったと思います。

多分この視点を持たずに書いてしまっていたら大幅なやり直しが必要になってしまい、スケジュールが大幅に狂ってしまっていたと思います。

あと自分は割と多くの大学院に出願したんですが、オンライン願書の入力項目やアップロードする書類のガイドラインなどが大学により少しずつ違ったりするんですよね。

そういった事もあって、ギリギリの出願は不安なので出願締切1週間前までに必ず出願を完了しようと決めていました。結果、システムが混み合っていてエラーが生じたり、想定しない項目があった場合でも、少し余裕を持って出願が完了できたので良かったと思います。


Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

正直、渡航を間近に控えた今は不安しかないです、、(笑)

今回は家族も一緒に行くので、ビザや滞在先の手配も色々大変でした。

留学中は、折角行くからには私ももちろんですが、妻や子供も現地の方との関わりを経験してほしいと思っています。

私も大学の授業はもちろんですが、正直授業だけでしたら今はオンラインでなどでも受講できる機会もありますし、行ったからこその経験を得てきたいと思っています。

クラスメートとのディスカッションや出来たら現地の企業の方とも積極的に関わって、お話を伺ってみたいですね。

日本の今の交通状況にはもちろん良いところも弱点も両方あると思います。

その良いところについては展開して様々な国の皆さんに知って欲しいと思いますし、逆に私や日本の交通会社にはない視点や気付きもあると思うので、そういった点について楽しみながら吸収して、帰国後に還元していきたいと思っています。


Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

私たちは、無意識に自分の実力の限界を決めてしまうところがあると思います。

私も忙しいし出願校も多いので、可能性の薄い出願校については諦めてしまおうかと思う事も度々ありました。

また、そう思うような大学こそ他の大学にはない出願書類があったりするもんなんですよね、、(笑)ビデオエッセイだったり、パーソナルヒストリーだったり、リーダーシップエッセイだったり、、忙しい中そういったタスクが増える事が諦める理由にもなりやすいんです。

でも、担当コンサルタントの方からもお勧め頂いて、出来る限りの事をして出願をしてみたらありがたい事に合格が得られました。

英語やGREの点数は数字で表れるので、とても分かり易い評価要素だと思います。

でも今回実際に出願をしてみて、大学院留学の審査ではそこだけが重要視されるわけではないという事を身に染みて感じました。私の場合、特筆すべきスコアは持っていませんが、今までやってきた大学での学びや職歴など、エッセイで伝えた事を評価して頂けた事がとても嬉しいですし、希望を捨てずに出願をして本当に良かったなと思っています。

なので、皆さんも不安や何か1つの理由で、自分で自分の限界や可能性を決めてしまわずに、そういったものを一旦取り払って目指して頂きたいと思います。