岩本 里紗さん|Risa IWAMOTO

岩本 里紗さん|Risa IWAMOTO

合格スクールAalto University
留学先(国)フィンランド
専攻(メジャー)International Design Business Management (IDBM)
職業某大手製造関連企業

今回インタビューにご協力頂きました岩本さんは、社会人として忙しい毎日を送りながら、見事フィンランドの名門大学、Aalto UniversityのInternational Design Business Management (IDBM)に合格されました!このIDBMはDesign Managementを検討されている方には幅広く知られた非常に人気で、難易度も高いコースです。今回は社会人として忙しい毎日を送る岩本さんがどのようにしてこの人気のコースに合格されたのか、その経緯や秘訣をお伺いすることが出来ました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

もともと大学時代から語学の習得や留学に興味はありました。中でも、私はデザインや工芸品、美術品への興味があり、大学でもそういった研究を行っていたのですが、当時からフィンランドのデザインにとても惹かれていました。

フィンランドは昔からアートやデザインが日常や社会の中にあり、人々が使いやすく、長持ちして、更に美しいプロダクトが沢山あるんです。旅行で訪れたりもして、いつかフィンランドへ留学してみたいという一種の憧れの様な気持ちはありましたが、当時はまだそんなに自信もなかったので、実現はしませんでした。

それから日本で大学院に進み、フィンランドのデザインや文化、経済についての研究を行い、日本で就職をしました。

幸いなことに企業の中でもデザイン部門でお仕事をさせて頂く事が出来て、主にデザインリサーチやソリューション企画を担当してきました。

そこで5年働いて、プロジェクト全体のマネジメントをする機会も増えてきて、今携わっている仕事についてしっかりと学びなおしたいという気持ちが強くなり、もともと行きたかった留学へより明確な目的を持って目指せるタイミングかな、と思い大学院留学の準備を進める事に決めました。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

決めたのが、今から2年半前位で、まずはセミナーに参加をしたりネットで調べたりして、大学院についての情報収集をしました。そこでまずは必要になる英語力を付けようと、IELTSの対策を始めました。

半年くらいで必要なスコアをクリアして、それから我流で書類準備をして出願したんですが、1年目は不合格でした。なので、もう一回しっかり準備をしてトライしたいと思い、昨年の夏位にこちらのサポートをお願いして再度準備して出願しました。


Q3. 出願校はどの様に選ばれましたか?

Q3. 出願校はどの様に選ばれましたか?

もともと今回進学予定のAalto Universityは大学時代から憧れていた大学ですし、International Design Business Managementのプログラムはまさに私の興味に合致するプログラムでしたので、当初から第一希望で考えていました。コンサルタントの方にご相談した際にも、私の希望や興味をお伝えしたところ、こちらコースをお勧め頂いて、背中を押して頂きましたね。

とは言え、一応フィンランド以外のヨーロッパのプログラムも比較検討してみたりして、例えばイギリスの芸術大学とか、ミラノ工科大学とか、、1年になると生活費も抑えられますし、資金計画も含めて考える事もありましたが、最終的にはやはりAalto Universityが第一希望で変わりませんでした。


Q4. 留学ご準備の中で大変だった事や印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

Q4. 留学ご準備の中で大変だった事や印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

そうですね、、、仕事をしながらの準備なので、朝に英語の勉強をして、帰宅後にエッセイやポートフォリオの準備をして、と時間の確保は難しかったです。でも自分が行きたい大学に向けて受かる為に頑張るというのは、大変ではありながらも楽しさもありました。

自分がやってきた事をブレストしたり、Aaltoの卒業生にコンタクトを取ってアドバイスを頂いたり、どうしたらエッセイやポートフォリオで、自分がやってきた事を伝える事が出来るか考えたり、、特に私は手を動かして何かを作り上げるという事が好きなので、そういったワクワク感はありました。

ポートフォリオは仕事の内容をベースに作成はしました。一人で何かを作り上げる、という性質の仕事ではないので、プロジェクトの中で自分が何を担当して、欲しい成果を得るためにどんな工夫をして、そこから何を学んだのか。私の考えやプロセス面を重点的に10ページ程度にまとめました。

ただ審査官も多くの書類を確認しなければいけないと思うので、最初の1ページ目で全体像が分かる様に工夫はしましたね。1ページ目しか見てもらいない可能性もあると思うので(笑)。

エッセイは1年目に自分で出願した際には、パッションが先行してしまっている内容でしたが、2年目の出願に向け添削をお願いした事で、自分が思い描く未来に向けなぜMasterで学ぶ必要があるのか、なぜこのプログラムが最適なのか、熱意はもちろんですが、もっと論理的なエッセイを作り上げる事が出来ました。1年目のものと見比べるとめちゃくちゃ変わりましたね(笑)。お願いして本当に良かったと思います。


Q5. ご留学を間近に控え、現在の心境や留学中/ 留学後の抱負をお聞かせ頂けますか?

Q5. ご留学を間近に控え、現在の心境や留学中/ 留学後の抱負をお聞かせ頂けますか?

私は渡航のギリギリまで働く予定で、今も毎日バタバタと普通の毎日を過ごしているので、あまりまだ実感が湧いていませんね、、(笑)。

Aaltoでは、専門分野を超えて様々なバックグラウンドの方がプログラムに参加をして、人々がより良く過ごせるための社会構造を作る為にどうしたら良いか、何が必要なのかについて学ぶ事が出来るんです。例えば自治体の方と一緒に、その町の課題について一緒に考え解決していける様な参加型のデザインについて経験する機会もあります。

大学という教育機関だけれども積極的に実践出来る機会を提供している、そんな制約が少ない環境で、色々な方と会って、日本の企業にいる時にはなかなか出来ない経験を沢山して帰ってきたいと思っています。


Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

そうですね、、

私も大学の時から漠然と大学院留学という希望を持っていましたが、行くとしたら仕事を辞めなければいけないのかな、とか不安もある中で、何も動き出さないままどんどん時間が過ぎてしまっていました。

でも何もしないまま後悔するのは嫌だな、、とセミナーに行ってみたり、積極的に調べてみたり、動き出したらどんどん準備が進んでいきました。

動き出すまでは本当に何も変わりませんが、1つの行動で本当に変わりますので、動くという事が重要なんだなと実感しています。

なので迷っている方がいらっしゃったら、まず第一歩を動き出してみて、それから本当に目指すのか、考えて見られても良いのかなと思います。

あとエッセイは、やっぱりプロの方に見てもらった方が良いと思います(笑)。