駒野 立樹さん|Riki KOMANO

駒野 立樹さん|Riki KOMANO

合格スクールUniversity of Illinois Urbana-Champaign
The University of Sydney
University of Colorado Boulder
University of Birmingham
留学先(国)アメリカ/イギリス/オーストラリア
専攻(メジャー)Data Science/ Predictive Analytics and Risk Management
職業慶応大学

今回 インタビューにご協力頂きました駒野さんは、現役大学生ながらイリノイ及びコロラド州立大学、シドニー大学、またバーミンガム大学といった世界のトップスクールに、データサイエンスという昨今特に人気の専攻で見事合格されました。今回は、現役大学生だからこそのトップスクールに合格するための工夫や努力など、余すところなくお伺いすることができました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

考え始めたのは3年生の夏頃だったと思います。

何か大きなきっかけがあった訳ではありませんが、コロナで交換留学が出来なかったので、何か他の選択肢は、と考えた時に海外の大学院へ進学するという道を考える様になりました。

その頃から土台が作れるようにと、まずは英語の勉強を始めました。TOEICを受けたところ730点で、“これはまずい”と思い(笑)、それから本腰を入れましたね。あとエッセイを書く時に必要だと思い秋からはインターンも始めました。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

先程の様に3年生の後半から英語やインターンなどの土台作りを始めて、4年に入ってから出願する専攻や学校を具体的に考えていきました。

出願校は最初に高い目標となる大学を決めてその目標がクリア出来る様英語の勉強やエッセイの骨子を考えていきました。

その過程で良いと思った他の大学を追加して増やしていくというやり方で進めていきましたね。

僕の場合英語に時間がかかってしまって、ワシントン大学へ出願する為にIELTS7.5が必要だったのですが、それをクリアできたのが1月の締切に向け本当にギリギリの12月末でした。でもそこを目指していたお陰で他校はそのスコアで問題なく出願する事が出来ました。


Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

学部では統計学を学んでいて、ゼミでは数理最適化について統計を使って取り組むという内容を学んでいました。

大学院で学ぶ専攻については迷いましたが、この統計をもう少し実用性の高い分野で応用できる様な、プラクティカルな専攻が良いなと思い、FinanceやData Scienceなどの専攻を目指す事にしました。

ちょうど今回進学する予定のUniversity of Illinoisはデータ サイエンスと金融についてバランスよく学べるプログラムなので、僕の希望にはとても沿っているんです。

国や出願校に関しては、アメリカで生まれている事からアメリカのパスポートを持っているので、とは言っても生まれて3か月で帰国したので滞在経験はないのですが(笑)、アメリカを中心に考えました。ただ他国の選択肢も見てみたかったので、イギリスやオーストラリアのトップ校もご紹介頂きましたね。

やっぱりキャリアや将来を考えると知名度や大学のレベルは重要だと思うので、そういった部分やカリキュラムの内容を見ながらアメリカ、イギリス、オーストラリアの大学院へ出願をしました。


Q4. 今回見事複数校より合格を得ていらっしゃいますが、進学校についてはどの様な基準で決定されましたか?

Q4. 今回見事複数校より合格を得ていらっしゃいますが、進学校についてはどの様な基準で決定されましたか?

まず国として比較した際に、オーストラリアは気候や環境的に惹かれましたが、将来的に海外就職や進学分野を考えた時にアメリカが良いのかなと思いました。

アメリカのColoradoとIllinoisで比較した際に、何れもカリキュラムは希望に沿っていて魅力的ですし、自然豊かなColoradoに惹かれる部分もありましたが、やはり総合的な知名度や分野の評価でいくとIllinoisかな、と。

Data Science分野で世界的に14位に評価されていますし、またシカゴも近く金融の街でインターンや就職活動のチャンスも得られやすいと考えたので、担当コンサルタントの方とも相談して、最終的にUniversity of Illinois Urbana-Champaignへ進学する事に決めました。


Q5. 留学ご準備の中で大変だった事や逆に大学院留学を目指したからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

Q5. 留学ご準備の中で大変だった事や逆に大学院留学を目指したからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

大変だったのは、やっぱりスコアメイクをしながら長期インターン、大学の研究、出願書類の作成をしなければならない、膨大なタスクをこなさなければいけないという事でした。

本当にこれは自分の反省でもありますが、英語スコアに関しては早めに取っておいた方が良いと思います。そうすれば精神的にも余裕を持って進められると思うので。

とは言え、僕の場合は国内院も受験していませんでしたし、もうやるしかない状況だったので、とにかく細かく1日単位の計画を立てて、それをクリアしていくという作業を地道に進めました。

基本的な事ですが、本当にこれしかないと思います。でもその中でもただこなしていくだけではなく、研究もしっかりとやり切った事、めげずに成し遂げられた事は今後にも活きると思いますし、自分をタフにさせてくれたと思っています。


Q6. 色々な経過を経て間もなく渡航予定と伺っております。今のお気持ちをお聞かせいただけますか?

Q6. 色々な経過を経て間もなく渡航予定と伺っております。今のお気持ちをお聞かせいただけますか?

もう今はとにかくワクワクしています。

英語は大丈夫かとか、授業についていけるかとか、多少不安もありますが、それよりも全然ワクワクの方が強いですね(笑)。

留学中は、授業でしっかりと学んで、それをインターンで応用し知識を実務に転換できる力を付けたいと思っています。就職をした時に、すぐ仕事に落とし込める状態にしておきたいです。その為に、学外でもインターンや課外活動などアンテナを張って積極的に活動をしていきたいと思っています。

卒業後については、、今はアメリカで働いてみたいと思っていますが、それは行ってみないと分からない事なので、今ある事を真剣に取り組んで、その先にある自分が決められる様にしておきたいと思っています。


Q7. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。

Q7. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。

もし大学院留学を迷っている方がいたら、是非挑戦してもらいたいと思います。

金銭的な部分もあると思うので、そういったところは奨学金が得られないと難しい事もあると思いますが、挑戦できる環境にある方はまず調べてみて、本当にやりたいと思えたらそこは熱量を持って可能性を探してみてほしいと思います。

あと自分の経験から、スコアは早めに取っておいた方が良いと思います(笑)。

僕はGPAも良くないですし、英語も遅めの開始になってしまいましたが、他の部分でアピール出来るように長期インターンをしたり、研究に取り組んで、それをエッセイで魅力的に見える様に組み込んで評価してもらう事が出来ました。

ゼミでは輪読会を企画してリーダーシップを伝えるエピソードとしてエッセイに組み込んだり、研究室に配属が決まってすぐ教授へ留学の計画について相談し協力して頂いたり、成績以外にもアピール出来る事ややれる事は沢山あると思います。

大学生の方であれば、大学院留学成功までのフローを出来るだけ早めに把握して、それを意識しながら大学生活を過ごしていく事がとても重要だと思うので、その様に頑張ってほしいと思います。