渡邊夏希さん|Natsuki WATANABE

渡邊夏希さん|Natsuki WATANABE

合格スクールUniversity of Geneva
University of Zurich
留学先(国)スイス
専攻(メジャー)Geography
職業団体職員

今回は難易度の高い名門大学が揃うスイスの中でも、最も知名度の高い二校、ジュネーブ大学とチューリッヒ大学両校に見事合格された渡邊さんにお話を伺うことができました。留学のきっかけからご準備まで、留学成功までの道のりについて教えて頂きました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

私の場合はそもそも高校時代から日本での将来に不安があり、北欧の生活スタイルにとても興味があって、こんな国で老後は暮らしたいな~なんてイメージしていました。

その後カナダへの語学留学を経験し、語学力も付いて海外で暮らすという事に自信が持てたので、よりその想いが強くなりました。

丁度その時期にたまたまブログでスイスに住まわれている日本人女性の方の記事を拝見する機会があって、その方がとても素敵だったので、最初は単純な理由でしたがそれを機にスイスにとても興味が湧きました。

ただスイスに行く為には、ワーキングホリデーなどもありませんし、語学留学もドイツ語を学ぶならドイツに行った方が、、と却下されるケースが多くあるらしく、やはり費用面を考えても大学院へ行く必要がありました。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

学位を取得している間に自分でも情報収集はしましたが、ヨーロッパの大学の情報はなかなか得られず、こちらへ伺ったところ色々お話しが伺えたので、3年前にこちらのサポートへ申込みをしました。

それからUKや北欧なども含めヨーロッパ全土で自分の興味に沿うプログラムをリサーチして頂いて出願校の検討を進めていきました。

2年前位からIELTSの勉強を始め、GREを受けたのは昨年12月から、最終的に出願が全て完了したのは今年1月~2月という常にギリギリの状態でした。


Q3. 専攻や国、出願校、また進学校はどのように選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、出願校、また進学校はどのように選ばれましたか?

専攻は大学進学時に絞りすぎたので、Masterは絞り込みすぎない方が良いと思って、興味のある環境分野や国際問題に関連する分野の希望を担当のカウンセラーさんに伝えご提案頂きました。

国に関しては全ての選択肢を知っておく必要があると思ったので、ヨーロッパのほぼすべての国を見て頂き、ご紹介頂きました。その中でもやはり学費面も含めてスイスは魅力的で、スイス3校とドイツ1校の計4校に出願する事に決めました。

出願した結果第一希望と第二希望であるUniversity of GenevaとUniversity of Zurichより合格を得る事が出来て、最終的にUniversity of Zurichへ進学する事に決めました。

最初から”一番に合格をくれた所に行こう!”と決めていたので、もともと希望の強かったUniversity of Zurichから合格が得られた時は嬉しかったです。University of Genevaから先に合格が得られていたら迷ったかもしれません。


Q4. 今回進学されるUniversity of Zurichではどの様な事を学ばれますか?

Q4. 今回進学されるUniversity of Zurichではどの様な事を学ばれますか?

University of Zurichでは南北問題について地理から学ぶ事が出来て、いわゆる地政学に近い分野だと思うんですが、私がまさしく学びたかった内容について学ぶ事が出来るようです。

コースは全て少人数制で、生徒1人に対して1人チューターが付いて学べる点もとても安心感があります。 Masterに進学出来る事になったので、Masterで学んだことを更に将来国際貢献という形で活かしていきたいと思います。


Q5. 今回は特に5年間という長いご準備期間だったかと思いますが、大変だったことや印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?

Q5. 今回は特に5年間という長いご準備期間だったかと思いますが、大変だったことや印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?

大変だった事はやはり仕事と勉強の両立です。

大学の勉強もそうですが、途中からIELTSの対策も必要になってきたので、その時間を作るのに苦労しました。私は性格的にギリギリにならないと出来ない性分なので(笑)、IELTS対策については、塾に通って1週間に一度強制的に勉強する機会を作っていました。ホームワークなど絶対にやらなければならないものがあった方が出来るので。

あとはスイスの大学に関する情報が圧倒的に少なかったですし、出願書類のガイドラインも学校毎に違って、日本の場合どの書類に該当するのかなどがはっきりせずに確認する作業が大変でした。

エッセイについては出願するプログラムが全て傾向が違ったので、それぞれに作る必要があり、添削サポート頂くのも大変だったと思います。

それぞれの大学用に4~5回アドバイス頂きました、、(笑)。ただその苦労があって合格が得られたんだと思っています。


Q6. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

Q6. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

先日ビザの代わりになる滞在許可書の申請を行ったんですが、その書類が全てドイツ語だったので、何とか友人に助けてもらって申請はしたものの、現地に行ってからドイツ語が必要なんだろうな~と思って今から不安に思っています。

Masterに関しては、もちろん勉強をしに行くわけですが、あくまでもスイスでの生活の一部にMasterがある、という生活を送りたいなと思っています。食事を友人と楽しんだり、休みの日には旅行にも出かけたり、そういう生活自体を楽しみたいと思っています。

そして将来は学んだことを活かして国際貢献をしていきたいと思っています。


Q7. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

Q7. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

行きたいと思う国があったら、まずは旅行でも語学留学でも良いので行ってみた方が良いと思います。どの国もそうだと思いますが、行かなければ分からないことも多いと思うんです。

1人で歩いてアジア人である自分が危険を感じる事はないのか、食事は自分の味覚に合うのか、天候はどうなのか、、そんな事を行って感じられると本当にその国で生活したいと思うか、判断しやすいと思います。

あと大学院留学に関しては、私も最初はヨーロッパへの留学は前例も少なく情報がないので不安ですし、相談に行っても、”難しいんじゃないか”、”他の国にした方が良いんじゃないか”、といった感じのマイナスなアドバイスが多かったので、更に不安に思ったんですが、こちらへ来て、”もちろん最終的には出願してみなければ分からないけれど頑張ってみましょう”、と私の意思を尊重頂きポジティブにサポート頂けたので、チャレンジする事が出来ました。

合格が得られた今、やってみることもせずに最初から諦めてしまうのは本当にもったいない事なんだなって思います。 自分の希望が固まっている方は、意思を強く持って進んでいくことも大事なのかなと思います。