三﨑滉太さん|Kota MISAKI
三﨑滉太さん|Kota MISAKI
合格スクール | National University of Singapore |
留学先(国) | シンガポール |
専攻(メジャー) | Data Science |
職業 | 東京大学 |
今回インタビューにご協力頂きました三﨑さんは、コロナ渦により思い通りの大学生活が送れない中、大学院留学のご準備を進められました。そんな中でもアジアの名門大学シンガポール国立大学に見事合格されました。しかも昨今注目されているData Scienceの分野でのご留学です。今回はそんな三﨑さんに留学を思い立ったきっかけから合格を勝ち取るまでをお伺いすることが出来ました。
※当日のインタビュー会場は弊社コンサルティングルーム(個室)となります。またお写真撮影時以外はマスク着用、及び換気など徹底し感染症対策のもとインタビューにご協力頂いております。
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
きっかけとしては、大きく理屈で動いた部分と、感情で動いた部分の2つの側面があると思います。
理屈で動いた部分としては、自分のこれからの人生を考えていく中で、昨今並びに今後想定される国際的な動向を踏まえたほかに、よく言われるようになった多様性というものを日本にいながら座学で学ぶのではなく、それを自分の肌をもって感じ、考えることが必要だと思いました。そのためには、海外で一定期間過ごすという経験はしておいた方が良いと考えていて、それをするのであればやはり、いろいろと自由のきく若いうちがいいな、、と。そうすると自然に“大学院留学”という選択が必然的にでてきました。
感情面では大学2年生の時に、同じ大学で海外のPhDに進学された方のお話を伺う機会があって、そのお話を伺う中で、純粋に“かっこいいな”、“自分も留学してみたい”といった感情が芽生えました。
そういった経緯の中で、海外の大学院へ進学したいという思いが徐々に固まっていきました。
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
先程の様に大学2年生の時の経験から大学院留学を意識する様になって、ちょうど翌年の2020年にはコロナの影響で家で過ごす時間が増えた時期でもあったので、更に大学院留学について本格的に考える時間が持てました。
自分でリサーチをする中で、何が大学院留学には必要かという部分が徐々に見えてきました。その中で、大学での成績や課外活動、英語力といった時間がかかるものについては計画的に進めていこうと考えました。
大学の成績については自分の大学の場合、1-2年生で良い成績を修めないと3年以降自分の希望する専攻に進むことができないので、留学するかしないかに関わらず気を付けていましたし、留学を決意した3年生以降は更に出願の際にビハインドにならない様に良い成績を修められる様に努力しました。
課外活動については、ちょうど3年生のコロナが少し落ち着いた時期に長期インターンで自分の希望するData Scienceに関連する企業で経験が積めたので良かったと思います。
英語についてもコツコツと地道に勉強を進めていて、今回進学を予定しているNational University of Singaporeに必要なスコアは進学検討時よりクリアしていたのですが、もう1校希望している大学があって、そちらに出願するためのスコアに足りていなかったので、4年の夏くらいまで対策を進めました。
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
当然“自分の興味のある分野について学ぶことができるコース”という部分は最も重要ですが、折角進学するのであれば現在の自分の大学よりこの分野で評価が高い大学に進学したいという気持ちもあったので、その面も大事にしました。
この分野だとアメリカやイギリスの大学が評価の高い大学として多く挙げられますが、私の場合は経済面でアメリカは条件から外れてきますし、また出来たら修士課程に進学するならきちんと2年間腰を据えて勉強したかったので、修士課程の期間が1年となってしまうイギリスも優先順位が下がりました。
そのため、アメリカ、イギリス以外で希望する分野が学べ、かつ今の大学よりも評価が高い大学という基準でリサーチ頂き、National University of Singapore とヨーロッパの中で1校併願校を選びました。
Q4. 留学のご準備で大変だったことや、逆にこの期間を経て得られたものなど、印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?
Q4. 留学のご準備で大変だったことや、逆にこの期間を経て得られたものなど、印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?
大変だった事、、英語が思ったよりも時間がかかってしまったなという所がありますね、、。
対策としては普通に市販されている参考書をやって、という感じで特別な事はしていませんが、最後目標スコアまであと一歩というところからの伸びが思ったより時間がかかりました。
出願書類関係で言うと、エッセイについてはこちらで添削をして頂いてスムーズに進められたと思います。推薦状はどなたにお願いすべきかという部分で迷いがあったので、これから準備する方は早めに検討しておかれると良いのかなと思います。
準備を進める中で、当然友人や家族と離れる寂しさや迷いを感じる事もありましたが、しっかり考えて決めた事ですし、”将来この決断について後悔する事はない”と確信していたので気持ちが揺らいだり変わる事はありませんでした。
Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?
Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?
つきなみではありますが、今は本当に、期待と不安が入り混じった感じですね、、。
不安として、寮の抽選に漏れてしまったので9月以降の滞在先が決まっていない、という部分も大きいです(苦笑)。8月は一時的な滞在先が確保できているので、その期間になんとかしたいと思っています。
留学中は、Data Scienceをしっかり学んでくるという事はもちろんですが、主眼は現地でしかできない、シンガポールだからこそできるような経験を多く積んで、自分の中の視野や可動域を広げるというところにあるので、少しでも面白いと思ったことには積極的に挑戦してみたいと思います。
卒業後のキャリアとしては、この分野を学ぶと技術職やデータサイエンティストのキャリアを考えられる方も多いと思いますが、自分の場合はそういった分野よりはデータのビジネス活用に興味の主軸があるので、両領域を跨いで応用していけたら良いなと考えています。
結局知識や技術はツールでしかないと思うので、ビジネス分野でキャリアを築く為の武器としてData Scienceを習得してきたいと思っています。
Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。
Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。
私も最初はそうだったんですが、大学院留学というとハードルが高く、特別な方のみが目指すといったイメージがあるかと思います。
でも実際には、一部の天才以外は、とびぬけた事をするというよりは、本当に必要とされている当たり前の事を積み重ねる事が非常に重要だと思います。
日々の授業を大事にして良い成績を残すとか、毎日英語に触れるとか、本当に当然の事を如何に積み重ねられるか、、その先に合格が見えてくると思いますので、大学院留学を希望されている方は無理に特別な事をするよりは、計画的に日々を積み重ねて合格を目指して頂きたいと思います。
この凡事徹底というのは、自分の座右の銘にもなっていて、シンガポールでも、また留学終了後もこれを大切にして生きていきたいと思います。