藤原 日向子さん|Hinako FUJIWARA

藤原 日向子さん|Hinako FUJIWARA

合格スクールErasmus University Rotterdam
Maastricht University
留学先(国)オランダ
専攻(メジャー)Global History
職業津田塾大学

今回インタビューにご協力頂きました藤原さんは、まだ津田塾大学の学生ながら、将来は国際的なジャーナリストになるという目標をお持ちです。そのために留学を決意され、今回、見事第一希望であったオランダの名門、エラスムス大学ロッテルダムに合格されました。専攻は国際的な歴史を学ぶ専攻ですが、ジャーナリストになりたいという目標を持たれたきっかけや、なぜ国際関係学等のメジャーな学位ではなく歴史を専攻されたのか、そういった思いについてお伺いすることができました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

もともと英語が好きで海外にも興味あって、“いつか海外で働いてみたいな”といった漠然とした目標を持っていました。

大学に入ってからは、短期留学を経験したり、国際ボランティアにも参加をして、いつか長期で留学がしたいと考える様になりました。

大学生活の中で卒業が近づき、キャリアを真剣に考える様になってから、私は文章を書くのがもともと好きで、今起きている問題を伝える仕事をしてみたいと思う様になりました。

なので、おのずと英語を武器に国内外で活躍できるジャーナリストになりたいという目標を持つようになりました。

日本で就職をして経験を積んでから海外に行くという事も考えましたが、なるべく早く外の世界に出てみたいという想いが強かったので、専門知識を深める為にも、英語力を磨く為にも大学院留学をしよう、と決意しました。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

具体的に決めたのは4年生になった頃だったと思います。

海外の大学院を目指す為に、少し自分でも調べたりしましたが、分からない事も沢山あったので、4月にこちらへご相談しました。大学院留学を目指すと決めたなら、出来るだけ効率よく確実に実現させたかったので、こちらにサポートをお願いし、本格的に準備を始めました。

申し込み後に、どうして留学をしたいのか、何を学びたいのかといった事について相談を進めながら、色々な専攻や大学院をご紹介頂きながら夏前には10校程度に候補校を決めました。

そして夏休みの間に英語スコアを取得したいと思い、本格的に受験を進めて、秋には書類を作り12月後半に出願をしました。


Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

もともと国際問題について興味があり、大学でも国際関係学を学んでいたんですが、大学院でも引き続き国際問題について研究ができる専攻を希望していました。

国際関係に関連するプログラムを見ていくと国際協力とか国際機関に関する研究が多かったんですが、自分の関心は歴史的な観点や政治学的観点から国際問題について研究がしたかったので、そういった内容が学べるプログラムに絞っていきました。

国について最初はそこまで考えていなくて、留学というとアメリカやイギリスのイメージを持っていました。でも相談の中で、費用的な部分でヨーロッパの方が現実的である事を知り、ヨーロッパに絞りました。私の優先順位の中で、費用を抑えるという条件はとても重要だったので、この点を大事にしました。

ヨーロッパの大学院の中で、最初は国に拘らず自分の興味に合致するプログラム10校を候補にしましたが、その中でも特にオランダのプログラムに興味が惹かれました。

プログラムが歴史や政治を国際関係と関連付けて学べるという点もそうですし、大学自体も世界的に評価の高い大学が多く、留学生の受け入れもしっかりしていそうだったので、最終的にオランダの大学院へ出願する事に決めました。


Q4. 今回見事複数校より合格を得られていらっしゃるという事ですが、進学校選びに関しては迷いなどありませんでしたか?

Q4. 今回見事複数校より合格を得られていらっしゃるという事ですが、進学校選びに関しては迷いなどありませんでしたか?

Erasmus University RotterdamとMaastricht University から合格を頂けたんですが、もともとこの2校はとても希望度の高い2校だったので、とても迷いました。

Erasmus Universityはコース内容としてかなり歴史の要素が強く、自分の興味に合致していて、Maastrichtについては少し趣向が違って、政治思想とか哲学とかそういう色が強く入っているコースなんです。

こういった分野も大学で履修した時にとても面白味を感じていて興味もあったので、どちらの内容を学びたいのか という点をもう一度考えました。

結果、もともと自分が希望する分野にドンピシャで、かつ立地的にも都会で刺激のあるErasmus Universityへ進学する事に決めました。


Q5. 留学ご準備の中で大変だった事や、準備を進めたからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

Q5. 留学ご準備の中で大変だった事や、準備を進めたからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

大変だったのは出願書類の準備です。

丁度出願書類の準備を進める時期と大学の卒論作成の時期が重なっていて、どちらも大きな作業だったので、この時期が一番大変でした。

出願にはエッセイとライティングサンプルが必要で、ライティングサンプルはトピックに指定はなかったのですが、出来れば卒論を出したかったので、11月頃までに卒論をある程度形にして、それをベースに要約、英訳して、、という様にライティングサンプルを作りました。

卒論では“移民家事労働者”についてジェンダー、人権の抑圧と資本主義システムとの相互関係について研究したのですが、歴史的観点も含めて分析をしたので、そこをアピールしたかったんです。これが思ったより大変でした、、。

エッセイについても、最初は自分が今までやってきた事を羅列する内容になってしまっていたので、そこを何度もアドバイスを頂きながらより熱を込める作業をしていきました。これも思っていたより時間がかかりましたね、、。

エッセイは“これが正解”というものがなく、どこまでどうしたら完成という事もない書類ですが、その書類で納得出来るものが仕上げられたという事は自分にとって大きな経験になりました。

自分が何をしてきたのか、どこに向かいたいのか、本当に留学する強い意思があるのか、そういった事を自問自答して出した答えを、人に分かってもらえる様に書く訳ですから、自分にとってもやりたいことがより明確になりましたし、意思を再確認する事が出来ました。

推薦状は2通必要で、ゼミの先生には快く受けて頂けました。もう1通どなたにお願いすべきなのか悩みましたが、1つ少人数のクラスを取っていて、割と近い距離で見て頂いていた先生にお願いしてみたところ受けて頂く事が出来たので、とてもありがたかったです。


Q6. 色々な経過を経て間もなく留学へのご出発を控えておられますが、留学中/ 留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

Q6. 色々な経過を経て間もなく留学へのご出発を控えておられますが、留学中/ 留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

そうですね、、まず自分が目指していた第一志望校に合格できた事にびっくりしています(笑)。

1年前までは志望校も決まっていない状態でしたし、海外の大学院へ進学する事なんて、本当に実現出来るものなのかも半信半疑だったので、、1年後の今、当時目指していた大学院へ進学する為に入学準備を進めているなんて、、とても感慨深いです。

一人で準備していたら今回の進学校に辿り着けなかったかもしれないので、コンサルサポートにももちろんですし、大学の先生や親、周りの皆さんに助けてもらいこれから自分がやりたかった事が出来る機会をもらえたことにとても感謝しています。

今回進学を予定しているErasmus Universityのプログラムは歴史的な観点で学ぶ事が出来るので、より長い時間軸の中で近視眼的ではなく複眼的に世界を見る事が出来る力を付けたいと思っています。

卒業してからの具体的なキャリアはこれから考えていきたいと思っていますが、様々な問題について多様な視点から分析して伝えられるジャーナリストになりたいと思っています。

勉強以外でもインターンなどにも積極的に参加して、進路の事についても色んな人と会って経験する事によって、今では想像出来ない様な道が見える事もあると思うので、それを楽しみながら頑張ってきたいと思っています。


Q7. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。

Q7. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。

アドバイス、、具体的な計画の立て方やリサーチももちろん大事だと思いますが、今回の準備を通じて人を頼る事もとても大事なんだなと思いました。

一人では分からない事を聞いたり、相談したりする事で一人では見えなかった選択肢が見えたり、エッセイなどについてもコンサルの方や大学の先生からアドバイスを頂く事で、納得のいくものが出来ました。

自分のやりたい事を人に話すのって勇気がいる事ですし、私も周りが就活していたりする中で海外の大学院への進学を目指す事にとても不安はありましたが、まずは相談してみると必ず応援してくれたりサポートをしてくれる人はいると思います。

今になってみれば準備している期間なんてアッという間でしたが、スコアがなかなか出なかったり、先が見えない中で書類作成に追われたり、常に不安はありました。そんな中で、いつでも相談できる窓口があるという事はすごく大きな安心材料でしたし、“絶対に今やっている事は次のステップに繋がっている”と自分に言い聞かせる事が出来ました。

なので、悩んでいる方がいたら周りの人を頼ってみても良いのかなと思います。