増田 碧さん|Ao MASUDA

増田 碧さん|Ao MASUDA

合格スクールNanyang Technological University, Singapore
University of Birmingham
The University of Queensland
Monash University
留学先(国)シンガポール
専攻(メジャー)International Relations/ Global Conflict
職業某私立大学

今回インタビューにご協力頂きました現役大学生の増田さんは、大学では英文学部に所属していらっしゃいました。その増田さんがInternational Relationsの分野へ進学を決められた経緯や、また複数の大学院より合格を得られていらっしゃる中、なぜ今回シンガポールの大学院へ進学をご希望されていらっしゃるのか、そういった経緯も含め詳しくお話をお伺いする事が出来ました。    

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

高校の時に短期で姉妹校へ留学をしたことがあって、その時からまた長期で留学に行きたいとは考えていました。

ただ大学に入学してから、コロナの問題で交換留学に行くことが出来なくなってしまって、そこで大学院留学を考える様になりました。

大学院留学を意識し始めてから、大学の授業がオンラインになった事で、それまでは履修しにくかった授業が取りやすくなったんですよね。それによって今まで興味はあるけれどキャンパスの立地などの問題で履修できなかった科目を積極的に履修する様になって、国際関係や安全保障など、自分がとても興味を持てる分野を見つける事が出来ました。

そういった分野について大学院で更に学んでみたいと思った事で、より大学院への気持ちが強くなりました。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

2年生位から大学院への留学を考える様になって、それからは説明会に参加して詳しく聞いてみたり、自分でもネットで情報収集をしたり、IELTSの勉強も始めました。

そして3年生の終わり頃にこちらへご相談して、4年生になってからより具体的な準備を始めました。


Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

専攻については、高校生の頃から国際協力の分野にとても興味を持っていて、ただその中でもどういった分野にフォーカスしたいのか、という部分についてはご相談しながら色んなプログラムを見て考えていきました。

最初は国際法とか人権とかジェンダーとか、興味のある分野が沢山あって、なかなか絞る事が出来ませんでしたが、パーソナルステートメントの下書きを書いてみた時に、改めて自分は安全保障の分野にとても興味があるんだという事を再認識して、そういった分野について学べるコースを希望する事にしました。

ただ、同じ分野のプログラムであっても大学によって内容が全く違う事も多いので、コースのカリキュラムやシラバスをしっかり見ながら自分の興味に沿っているか考えていきました。

国については、治安や安全性、金銭面なども考えながら、もちろん大学の評価も重要視したかったので、ランキング等の情報も含め、最終的にイギリスやオーストラリア、シンガポールの大学院に出願をする事に決めました。


Q4. 今回見事複数校より合格を得られていらっしゃるという事ですが、進学校選びに関しては迷いなどありませんでしたか?

Q4. 今回見事複数校より合格を得られていらっしゃるという事ですが、進学校選びに関しては迷いなどありませんでしたか?

イギリスとシンガポールで迷いました、、。

イギリスは歴史的にも国際関係の分野でトップを走っている国だと思うので、そういった魅力がありましたが、最終的には今世界的にも発展しているアジアの大学院、NTUへ進学する事に決めました。

NTUの国際関係学部はシンクタンクとの繋がりも持っているので、国際情勢の分析についてとても力を入れているプログラムなんです。

そこでヨーロッパの大学院では学ぶ事が難しいアジア各国の関係性について、例えばマレーシアと中国の関係、といった様なアジアに関する具体的な分析や安全保障について学ぶことが出来るんです。

もちろんその中には日本もありますので、そういった点にとても魅力を感じています。


Q5. 留学ご準備の中で大変だった事や、準備を進めたからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

Q5. 留学ご準備の中で大変だった事や、準備を進めたからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?

印象に残っているのは、パーソナルステートメントです。

自分の頭の中にはイメージがあって、、興味のある分野も決まっているんだけれども、いざ文章にする事で頭が整理されて、自分の興味に改めて気づく事が出来たり、本当に重要な準備だなと思いました。

ある程度構成が決まってきてからはスムーズでしたが、最初の段階が一番大変でした。どういったエピソードや経験を組み込むのか、自分のどこを伝える事が重要なのか、そういったところをある程度整理するまでは悩みました。

私は英文学部だったので、国際関係の分野に関する知識があるという事を伝えるという部分を意識して、関連する科目を履修した経験や、ゼミで“戦争の長期的な影響について”というトピックでプロジェクトに取り組んでいたので、そういった内容について書きました。その上で、更にあなたのプログラムでこれを学んでどう活かしたいという流れでアドバイスを頂きながら書いていきました。

推薦状も、いつどういう風に頼むのが普通なのかが分からなかったので戸惑いましたが、アドバイスを頂きながら二人の教授にお願いをして、お二人ともタイプの違う先生でしたが最終的に快く書いて頂けたので良かったです。

IELTSについては、対策を始めて一定のところまでは割とスムーズにいきましたが、そこからなかなか伸びずに大変でした。特に私はSpeakingで緊張してしまって、、Speakingの練習というよりは、色んな経験をして色んな方と会ったり、緊張するシチュエーションに慣れる練習をしたりしました。


Q6. 色々な経過を経て間もなく留学へのご出発を控えておられますが、留学中/ 留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

Q6. 色々な経過を経て間もなく留学へのご出発を控えておられますが、留学中/ 留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

当初は9月に留学をする予定だったものが、シンガポールに進学を決めたことで7月末の入学になって、、まだ実感が湧いていない感じです。

今は実家で暮らしているので、留学に行ったらそれこそ口座開設からなにから自分でやらないといけないので、ちょっと緊張というか、不安もありますね、、。

ただ先日現地で大学の懇談会があったので参加をしてきたら、ロシア出身の先輩から寮についてアドバイスを頂けたり、本当に国際色が豊かで雰囲気も良さそうだったので、もちろん楽しみでもあります。お互いの国の観点から意見交換が出来ると良いなと思います。

在学中は東南アジア、もちろん日本も含め安全保障に関して学んで、インターンなどで経験も積んでみたいです。卒業後はまだ分かりませんが、今の段階では、まず民間企業で経験を積んだ後に国際機関などで活かしていけたら良いなと思っています。


Q7. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。

Q7. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。

そうですね、、やりたいと思っている事がある方は、是非諦めずにチャレンジしてみてほしいと思います。

私はネガティブなところがあるので、実は今回進学するNTUへの出願も迷いがあったんです。丁度忙しい時期だったので、“どうせ落ちてしまうのに出願する意味あるのかな、、”とか考えてしまって、、でも結果本当に出願して良かったと思います。

やらずに後で“やっておけばよかった”とか“やっていたらどうなっていたんだろう、、”と考えてしまう位であれば、やれるだけやってみて結果を見た方が後悔も残りませんし、前にも進みやすいと思います。

あと大学生の方は特に夏以降、周りの皆が就職が決まって将来が決まってくる中で、自分は出願校も決まっていない状態、、とか本当に不安な事も多いと思います。私もその時期は将来が決まっている友人と過ごす時に不安を感じる事もありました。

そういう時は、目標とする大学のHPを見たりしてモチベーションを上げて過ごしました。不安を打ち消すためにはとにかく頑張るしかないと思うので、是非頑張ってみてほしいと思います。