Yale University

Yale University
イェール大学

イェール大学は、1701年創立という長い歴史を持つ、アメリカを代表する名門私立大学です。その歴史は古く、アメリカ独立以前の植民地時代にまで遡ります。しかし、イェール大学が今日の姿になったのは、第二次世界大戦後の変革によるところが大きいと言えるでしょう。

1950年から1963年までイェール大学の学長を務めたWhitney Griswold氏は、大学の教育改革に尽力し、イェール大学の近代化を推進しました。Griswold氏は、当時最先端の技術を持つエンジニアを招聘し、大学の施設や設備を刷新することで、教育・研究環境の向上に努めました。その結果、イェール大学は、伝統と革新を兼ね備えた、世界最高峰の大学へと発展を遂げました。

イェール大学は、常に時代の変化に対応し、社会のニーズに応える教育を提供してきました。1971年には、工学士号プログラムに初めて女性を受け入れ、男女共同参画の道を切り拓きました。また、1973年には経営学部を設立し、ビジネス界のリーダー育成にも力を注いできました。

近年では、持続可能な開発の分野においても、イェール大学は世界をリードする存在となっています。環境問題への意識が高まる中、イェール大学は、キャンパスにおける環境負荷の低減や、持続可能な社会の実現に向けた研究・教育活動を積極的に推進しています。

その取り組みが評価され、2019年には、国際キャンパスサステナビリティネットワーク（ISCN）が主催する「サステナブルカルチャーチェンジアワード」を受賞しました。この賞は、「人々と場所の健康に貢献する、柔軟で、有能で、思慮深く、献身的な学者、スタッフ、教員を生み出す分野を創造する」というISCNの理念を体現する機関に贈られるものです。

イェール大学は、これからも、世界が直面する課題の解決に貢献する人材育成と研究活動を推進し、持続可能な社会の実現に向けて、世界をリードしていくでしょう。