Swiss Federal Institute of Technology in Lausanne (EPFL)

Swiss Federal Institute of Technology in Lausanne (EPFL)
スイス連邦工科大学ローザンヌ校

スイス連邦工科大学ローザンヌ校（EPFL）は、1853年に設立されたスイスのローザンヌに位置する世界有数の国立工科大学です。

スイス連邦工科大学チューリッヒ校（ETHZ）と混合する方が多いですが、2校ともスイス連邦の国立工科大学ながら両校には異なる点が多くあります。例えば、ETHZはドイツ語圏であるチューリッヒに位置し、EPFLはフランス語圏のローザンヌに位置しています。スイスは国内でもドイツ語圏、フランス語圏が混合する世界的にも非常に珍しい国で、両校は異なった言語圏に位置しています。キャンパスについてもEPFLは美しいレマン湖畔に位置しているのに対して、ETHZはチューリッヒの中心部、リマト川の北岸に位置しています。そのため、両校共に生活環境も充実していますが、学費、生活費が異なります。

また、学問に関しても若干特徴があります。ETHZは電気工学、機械工学、物理学、化学、数学などで特に知られていますが、EPFLは建築学、コンピュータサイエンス、土木工学、化学工学などで世界的に有名です。学部の総数はETHZが12学部、EPFLは10学部とほとんど学問の領域は大きく変わりません。

上記の通り言語圏や得意な分野、そして物価が異なりますので、目的や希望に合わせて志望校を検討することができます。難易度としてはどちらも非常に高いですが、ETHZの方が若干難しい印象です。

国際オリンピック委員会本部があることから「オリンピックシティ」として知られるローザンヌは、スイス西部のヴォー州の州都です。人口約13万人で、フランス語圏に位置しています。ジュネーブ湖畔に位置し、美しい景観を誇る都市ですが、ジュネーブなどと比べると物価が比較的安いため、留学費用を抑えることができます。