Paris-Saclay University

Paris-Saclay University
パリ-サクレー大学

パリサクレー大学は、フランスの首都パリ南部にあるサクレー高原に位置する研究大学です。設立は2015年と比較的新しいですが、いくつかの研究機関が統合され設立され、元になった各研究機関や大学は長い歴史を持っています。現在ではフランス政府の研究における重点支援を受けている大学のため、常に充実した研究設備と研究環境が整っています。

パリサクレー大学は、パリ第10大学、パリ第11大学、フランス国立科学研究センター、フランス原子力庁、国立科学技術研究センターなど、フランスの科学技術分野をリードしてきた11大学と研究機関を統合して設立されました。これらの機関は、それぞれ独自の専門分野で長い歴史を持ち、ノーベル化学賞受賞者をはじめ、多くの著名な学者や研究者を輩出しています。そのため、パリサクレー大学は、数学、物理学、化学、生物学、工学、情報科学など科学技術分野に特化した研究大学です。

また、現在大学の国際化にも積極的に取り組んでおり、例えば、Master in Artificial Intelligence（人工知能）、主に機械学習、データマイニング、自然言語処理などについて学ぶ学位や、Master in Data Science（データサイエンス）、主にデータ分析、ビッグデータ処理、統計学などを研究するコースや、Master in Environmental Science（環境科学）、特に持続可能な開発、気候変動、環境政策を学ぶコースなどが英語で開講されいます。昨今ではMSc in Energy and Sustainable Development（持続可能なエネルギー開発）など、最新の研究分野もカバーされています。

また、パリサクレー大学の学費は他のフランスの大学より高額になり、且つ留学生はEU圏内の学生より割高になりますが、通常マスターコースは年間10,000ユーロ程度で入学することができるので、米国や英国より安価に済みます。