留学中の就活スケジュール
海外での就職活動は、日本での就職活動と大きく異なる点をに注意する必要があります。
日本の大学生の就職活動は3年生の秋~冬ころから始まります。また、皆さん一斉に始めますので、周りの同級生や友達から突然「就職」という言葉が頻繁に出てきます。伴い就職情報サイトや雑誌などからの情報発信も本格始動しますので、就職に関する情報が沢山入り、就職に対する意識が突然高まってくるのも事実です。
しかし海外の大学院留学生の場合、毎日途方もないペーパーや試験勉強で卒業寸前まで「就職」を意識することができず友人や同級生も外国人が多いので情報交換をすることが難しいのが現状です
例え個人的に「就職」に対する意識が高くても、情報が限られていますので、どのように進めてよいか分からず、苦労して手に入れた「留学経験」が効果的に活かす就職活動ができない方が非常多く見受けられます。
スケジュール
01
海外での就職活動スケジュール
アメリカの就職活動は通常ある一定の時期に一斉に始まり、同じような就職活動を行う日本とは異なり、希望する職種や業種によって始める時期や面接時期も異なります。そのため、(希望の職種が決まっている方は特に)渡航前に日本でできるだけ情報収集を行っておくことが重要となります。
スケジュール的に重要なことは日本と同様、夏季のインターンシップとなります。通常夏学期のインターンシップを希望している学生は、二年目の一月から応募が始まり、春には夏学期に受け入れてもらえるインターン先を見つけています。
また、本格的な就職活動は二年目の秋ころから始まり、10月~4月ころまで実施されるジョブフェアやキャリアフォーラムに参加し面接、内定と進めていきます。実際に内定が出始めるのは二年目の一月ころからです。
なお、一年のコースの方は右記の2年目のスケジュールが目安となりますが、スケジュールが非常にタイトなのでより日本での情報集が重要となります。
スケジュール
02
日本の就職活動スケジュール
日本の就職活動は、10月ころから一斉に始まります、10月からオンライン上でプレエントリーの受付が開始し、11月からはオープンセミナーといって誰でも参加できる企業研究のためのセミナーが各企業で実施されます。
日本で行われるオープンセミナーに参加することが難しい留学生は、通常世界主要都市で開催されるジョブフェア、キャリアフォーラムなどに参加に企業研究を進めていきます。
11月~12月ころになると正式エントリーが開始され、翌年一月になると正式なエントリーを兼ねたセミナーも実施されます。実際に選考面接は3月ころから始まり、内定も3月ころから出始めることになります。
卒業後の新卒枠での就職活動について
大学卒で大学院留学をすると、(企業側の細かい規定などにもよりますが)通常海外大学院卒業時に新卒枠で就職活動ができます。
上記のスケジュールは新卒枠の就職活動の例ですので、中途採用枠なると通常通年募集はしていますので注意して下さい。また、新卒枠の定義は通常卒業の年に依存していていますが、右記のスケジュールはあくまでフルタイムでの職務経験がなく、就職活動を開始した年に卒業する学生、または翌年に卒業見込みの学生を対象にしています。
ただし、その他年齢や卒業年月日などで細かく新卒枠を設定している企業もありますので、企業研究をされる際確認することが必要になります。