履修期間で大きく変わる費用。

オーストラリアの大学院も数校以外は全て国立大学のため、各学校によって大きく費用が変わることはありません。

通常大学院修士課程は1.5年間ですが、その前に半年~ 1年の Postgraduate Diploma やPostgraduate Certificate に行くケースもありますので、その場合は通常修士号取得までに2年程度かかります。年間費用は、アメリカやイギリスなどと比べると安く済むと思われている方も多いですが、実は留学生用の学費は年々上がっており、現在では安く留学できる国というイメージはありません。下記に費用概算を示してありますが、為替レートの変動により大きく変わりますのでご注意ください。(今回は1AUS$=80円にて計算しています。)

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オーストラリア国立大学院費用

オーストラリアは数校以外は全て国立大学なので、各学校間での学費の差は少ないですが、理系やビジネス系は高くなる傾向があります。またシドニー大学やメルボルン大学等大都市内にある学校は学費、寮費共に上がります。

また通常卒業までの期間は1.5年間のプログラムが多いですが、中には1年間で終わるものや、2年間かかるものもありますので注意が必要です。寮は通常一人部屋で基本的には共同キッチンを使用し自炊することになりますので、学生寮に食事が付いていることは稀です。

授業料(1年間)$ 25,000 - 48,000
滞在費(1年間$ 8,000 - 12,000
合計$ 33,000 - 60,000
円建て¥2,640,000 - ¥4,800,000

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オーストラリア私立大学院費用

オーストラリアでは私立大学院は非常に稀です。オーストラリアの国立大学はアメリカの州立大学等と比べると非常に綺麗で設備も整っています。

ただ、数少ない私立の大学院はそういった国立大学と比べるとさらに設備の整ったキャンパス、少人数制のクラス、また留学生への充実したサポートと国立大学以上の環境やサポート体制を提供しています。滞在先もキャンパス内に充実した学生寮をもち、オフキャンパスに滞在希望者には無料で情報提供等も行っています。

授業料(1年間)$ 25,000 - 30,000
滞在費(1年間食費$ 10,000 - 15,000
合計$ 35,000 - 45,000
円建て¥2,800,000 - ¥3,600,000

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オーストラリア大学院その他費用

オーストラリア大学院留学でその他にかかる費用としては、航空券、教科書代、海外保険、現地での食費やおこづかいを含めた雑費になります。オーストラリアの物価は国内でも地域差があるのが特徴で、留学先や進学校、入寮する学生寮等によってかかる費用は大きく異なることを覚えておきましょう。

航空券 70,000 - 120,000
海外保険(1年間)¥100,000 - ¥150,000
教科書代(1年間) 80,000 - 100,000
雑費(1年間食費含む)¥ 600,000 - 1,200,000
合計¥850,000 - ¥1,570,000