高い教育水準を誇る。
カナダの大学院はほとんどアメリカの大学院と同じ教育制度ですが、相違点といえば入学難易度とリサーチ主体のコースが多いことです。
アメリカの修士課程ではあまりみられませんが、カナダでは2年目をリサーチ期間に充てるコースもあり、実践的なコースを基礎から学ぶ、というアメリカのスタイルとは大きく異なったコースがあるのも特徴です。
特徴
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卒業までのスケジュール
カナダの大学院はアメリカの大学院に教育制度やスケジュールは非常に似ています。ただアメリカとの一番の大きな違いは私立校が極端に少ないということです。アメリカは教育ビジネスが盛んな国ですので、トップ校は私立校が多いのが現状です。一方カナダはほとんどが州立校のため学校数がアメリカに比べると非常に少ない一方、教育水準は非常に高い学校がそろっていますので、一般的にどの学校も入学難易度が高いのが現状です。
秋学期(Fall Semester) | 冬期休暇(Winter Break) | 春学期(Spring Semester) |
9月(入学)~ 12月 | 1月 | 2月~ 5月 |
基礎科目 | 冬休み | 専門科目 |
夏季休暇(Summer Break) | 秋学期(Fall Semester) | 春学期(Spring Semester) |
6月~ 8月 | 9月~ 12月 | 2月~ 6月(卒業) |
基礎夏休み(インターンシップ) | 専門科目(ゼミ等) | 専門科目→卒業 |
特徴
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学校数が少なく教育水準が高い
カナダの大学はほとんどが公立なうえ、同じ北米のアメリカが4000校を越えるのに対し、カナダの大学は約400校程度しかありません、しかもそのほとんどが公立大学のため、どの大学も教育水準が非常に高く、その分入学難易度も非常に高くなります。
また意外と知られていない事実として、カナダの大学院はアメリカと異なり、研究色の非常に強いコースが多いことも特徴です。例えば2年間で終了するコースで、2年目を全て研究に充てるコースも少なくありませんし、Master of Research という研究専門のコースも数多く開講されています。
特徴
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入学難易度が高い
特徴2の様にカナダは非常に大学数が少ないことが特徴です。そのうえ平均的に教育水準が非常に高いので、必然的に出願者の倍率が非常に高くなり、結果入学難易度が高くなります。
特に大学時代の評定平均であるGPA は非常に重要で、通常3.5以上を多くの大学院で求められます。またGRE、GMAT といったテストの要求スコアも非常高く、相対評価である書類選考でいかに他の出願者と差をつけるかが重要になります。
特徴
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公立校が多く学費が安い
カナダは公立校が多いため比較的学校が少ないことが特徴ですが、もう1つの特徴はその学費の安さです。公立校がほとんどですので、カナダの上位校である McGill や Toronto 大学等でも北米のトップスクールと比べると非常に安く済みます。
また学費が安いだけでなく学生寮が非常に充実しており、夫婦専用や留学生専用、女子学生専用等様々な学生寮を整備しています。寮費も非常に経済的で、人気があるため、できるだけ早く入寮手続きを行う必要があります。