Paris Institute of Political Studies (Sciences Po)
パリ政治学院

パリ政治学院 (Sciences Po) は、フランスの首都パリにある政治、経済、歴史学といった社会学の分野に特化したグランゼコールです。フランスの歴代大統領であるフランソワ・オランドやエマニュエル・マクロンの出身校として知られています。フランス政府によって1872年設立された公立大学ですが、その歴史は古く、1872年に自由政治科学学院 (École Libre des Sciences Politiques) として設立され、当初はフランス政界に人材を送り出す専門機関としての目的をもったグランゼコールでした。そのため、政治家、官僚、外交官など、主にフランス社会の指導者的立場に立つ卒業生が多いのが特徴でした。

そして20世紀の初めに、現在大学の顔となっている経済学や国際関係、公共政策学といった新たな分野が加わりました。その後さらに国際的な教育環境を重視する改革が進められ現在では国際交流プログラムや英語のみで開講するプログラムを導入しました。そのため留学生や国際的な視野を持つ学生が増え、現在ではSciences Poは世界的に知られた政治学研究所としての立場を確立しています。このように、Sciences Poはその長い歴史の中で、フランスの政治や社会における重要な役割を果たしてきましたが、今ではフランス国内外で高い評価を受け、特に政治、国際関係、公共政策学などの分野でのリーダーシップを発揮しています。

そして学生の約30%を留学生が占める国際的な大学としても知られており、現在では修士課程や博士課程でも英語で行われるプログラムが多く開講されています。Aalto Universityの有名な卒業生には、建築家のアルヴァ・アアルト、デザイナーのエリエル・サーリネン、作曲家のジャン・シベリウスなどがいます。

大学の国際化に伴い、大学院でも英語で数多くのコースを開講しています。例えば、Master in International Public Management:は主に公共部門での管理や政策立案を国際的に学ぶことができます。Master in Public Affairs:は主に政界をリードする目的で設立された大学である強みを活かし、現在でも公共政策の分野でリーダーシップを発揮するためのスキルや知識を学ぶことができます。また、現在ではMaster in Economics and BusinessやMaster in Environmental Policy、Master in Human Rights and Humanitarian Actionといった社会での必要性に合わせて幅広い専攻を英語で開講しています。こういったプログラムは世界中の学生を引き寄せますが、学費が20,000€とフランスの他の公立大学と比べると高額となっています。

Sciences Poはパリ市内に複数のキャンパスを有しておりが、各キャンパスも交通アクセスが良く、市内の様々な場所へのアクセスが便利です。また、現在では大学の国際化の効果もあり、国際的な大学として地位を築き、学生の約3分の1は留学生であり、多様な文化や価値観を持つ人々と学ぶことができます。


スクールデータ

SCHOOL INFO

設立1872年
国公私立別公立
位置Paris, Nancy, Dijon, Poitiers, Menton, Le Havre and Reims, France
学生数14,000
大学院ホームページGraduate School
URL: https://www.sciencespo.fr/en/academics/graduate-schools/

ランキング推移
Year2018201920202021202220232024
Rank220221242261259259319
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得意な研究分野
分野
Social Sciences and Public Health
Business Economics
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