スマートフォンで英語学習!(その2)
スマートフォンを使って、
効果的な英語学習方法を提案する企画第二弾!
スマートフォンの大きな特徴で、一般的な携帯電話(英語だとfeature phone)より優れているところといえば、専用のアプリが数多く取り揃えられていることが挙げられます。今回は、手軽に英語を学習できるアプリをいくつか紹介します。
「究極の英語リスニング Vol.1」(アルク)は、主に日常生活やビジネス、旅行などさまざまな場面での会話が収録されているほか、掲載単語もSVL(Standard Vocabulary List)の最初の1000語のみと易しく、リスニングおよびリーディングの学習を始めるのにうってつけです。
リスニングする際にテキストの有無や和訳・英文の切り替えが自由に行えるので、最初は英文を見ながらゆっくり理解し、次に和訳を表示して意味を把握、慣れてきたら音声のみにするなど、能力に合わせてトレーニングできるのも嬉しいところ。さらに約3000語が収録されている単語帳も併録しています。
このシリーズは現在Vol.4まで出ており、他にもイギリス英語・その他の地域の英語に特化したアプリもあるので、ぜひ検討してください。
http://www.alc.co.jp/elearning/app/kyukyoku/
次に「iDaily Pro」。このアプリの特徴は、なんといってもアメリカで有名な国営放送局VOA(Voice of America)のニュースを素材にしているところです。基がニュースなだけに文法や語彙もわかりやすい上に、頻繁に更新されるので常に新しいテーマで学習できます。
また、わからない単語をタップすると画面下部に意味が表示される、リスニングのスピード調整ができるなど、細かい点にも気が行き届いています。
http://www.rakutec.com/works/idaily-pro
最後に、上の2つとは少し変わったものを紹介します。
「JAPOW!」は、日本語独特の表現を英語で丁寧に解説した、くだらなさと真剣さのギャップが面白いアプリです。収録単語は「擬音擬態」「慣用句」「人々」など6つにカテゴリ分けされ、それぞれ「ひとめぼれ」「(お腹)ペコペコ」「女子会」など、英語で説明しづらい表現が揃っています。
案外実用的なのは「Japanglish(和製英語)」のカテゴリ内の単語。「タレント」「シュークリーム」「ショートカット」のように、日本では普通に通用する英語でも、海外だと別の意味になったり、意味不明になるものを解説しています。
英語学習としても、海外でのコミュニケーションツールとしても使えますし、単純に面白いので息抜きにダウンロードしてみるのもいいのでは?