世界のトップスクールの講義を無料配信

2012年8月16日のある新聞に下記のような記事がありました。

世界のトップスクールの講義を無料配信

現在中国では、オックスフォード大学やハーバード大学といった世界のトップスクールの講義を無料配信している、という内容です。中国では経済的裕福層に比べ、低所得者が高度な教育を受けることが難しい、という教育格差が生まれています。このネット無料配信により、この教育格差がなくなるのではないかと期待を集めています。

実際に中国国内では大きな反響を呼んでおり、1日の利用回数は100万回を超えているといいます。実際に中国では教育格差は社会問題となっています。例えば、個人資産が約800万円を超える裕福層は、約85%の割合で子供に海外留学をさせているという、また、一般的な有名高等学校の入学金は、平均年収の1,5倍することも珍しくないということです。そのため、こういった世界のトップスクールの講座を無料配信することは、いきなり教育格差をなくすことは難しいかもしれませんが、一石を投じる効果は十分にあるといえると思います。

実は海外の大学院では、ディスタントラーニングといって授業の全てをウェブ受講することで卒業できるコースが存在します。少し学校に通ってみたい方には夏休みに1~2週間程度のスクーリングがあるコースもあり、現在人気を呼んでいます。