【コラム No23】2014年を迎えるうえで年末・年始休みに必ずやって頂きたいこと。
【コラム No23】2014年を迎えるうえで年末・年始休みに必ずやって頂きたいこと。
~この休みの過ごし方で2014年が決まる!~
いよいよ2013年も残り一日となりました、
皆さんにとって2013年はどんな年でしたか?満足している方、後悔が残ってしまった方、いろいろな方がいらっしゃると思います。
満足している方、後悔が残ってしまった方、全ての方、特に2015年に海外大学院入学を目指す皆さんには、是非この年末・年始休み期間中に行って頂きたいことがあります。
それは、「出願校を決めること」、です。
実は休み中に出願校を決めることは、「2014年をどう過ごすか」ということを決めるうえで非常に重要となります。なぜなら出願校を決めないと、2015年入学を目指すためのto do listや、そのpriorityを決めるうで指標となる、下記のことを決めることができないからです。
①合格するために必要な学歴と職歴。
学生の方、特に現在大学3年生の方は、少なくとも2014年3月までに出願校を決めることが非常に重要となります。なぜなら、もし出願したいコースにprerequisite(出願するために最低限必要な大学時代のクラス履修条件)が課せられている場合、大学4年生でそれらのクラスを履修することが可能だからです。
例えば、大学時代にマクロ、ミクロ経済学のクラスを履修していることを条件としている国際関係学を大学院で専攻したい場合、たとえそういったクラスを履修していなかったとしても、大学4年生でそれらのクラスを履修することが可能となります。もちろん現在既に社会人になっている方でも、2014年4月からそういったクラスを履修する、単位履修生といった立場で仕事を続けながら大学に戻ることも可能です。
また、学歴だけでなく、海外の大学院で開講されているコースはある一定の職歴を出願条件として課している場合も少なくありません。例えば海外のTESOL(英語教授法)やマーケティングのコースなどでは、関連する教授経験や職歴を要求しているコースも数多くあります。そういったコースに出願希望の場合は、2014年間の一年間でそういった経験を付けることも可能となります。国際開発学や教育系のコースなど、ボランティア経験を重要視するコースに出願希望の場合は、そういった経験を2014年に積むことも可能です。
つまり、休み中に出願校を決めることができれば、合格の可能性を上げるために2014年の過ごし方(2014年に何をするか)を決めることができる、ということです。
②必要なテスト対策を効果的に行う。
海外大学院進学を目指すうえで、必要なテストは4種類あります。
TOEFL/IELTS/GRE/GMATテストです。
この中でTOEFL/IELTSはどちらか一方が必ず必要となり、そしてGRE/GMATはどちらか一方、またはどちらも必要ない、のいずれかになります。
つまり、
ケース1:TOEFLのみ
ケース2:IELTSのみ
ケース3:TOEFLとGRE
ケース4:IELTSとGMAT
ケース5:TOEFLとGMAT
ケース6:IELTSとGRE
の6通りのいずれかの組み合わせに必ず当てはまります。
例えば、ケース5と思っていた方が、出願校が決まったらケース2だった、ということもあり、そういった場合非常に効率の悪い間違ったテスト対策を行ってしまうことになります。
しかも、上記はテストの種類だけでスコアに関して触れていません。例えば出願校によっては同じテストでも下記のようなスコアを要求してきます、
ケース1:TOEFL100 and GMAT600
ケース2:TOEFL80 and GMAT650
つまり、本来ケース2の方はTOEFLで100点目指すことは非常に効率の悪いことであり、ケース2の場合はTOEFL80点に到達した時点で早急にGMATの対策に移るべきなのです。
上記のように、出願校が決まりませんと、なんのテストを何点取得する必要があるのか、という点が明らかにならず、せっかく2014年を新たな気持ちでスタートさせようと考えているにも関わらず、必要のないテスト対策や、必要ないスコアを目指してしまうリスクがあり、非常に効率の悪い準備を自ら進んで行ってしまう可能性があるということです。
せっかく限られた時間の中でテスト対策を行っていくのですから、やみくもにとりあえず「TOEFL対策を始めよう」、といった安易な発想は絶対に避けたいところです。
③デットライン(出願締切)を明確にする。
前述した①、②をいつまでに終わらせる必要があるのか、というデットライン(締切)が明確になります。2015年入学を目指す場合、通常2014年の年末には出願準備を整えたいところです。ただ学校によっては出願締切が2015年の2月だったり、逆2014年11月に締め切ってしまう学校もあります。そういった締切を明確にすることで、具体的に何カ月準備期間としてカウントできるのか、ということが明確化されます。
例えば、2014年11月が締切の方は約11カ月の準備期間なのに対して、2015年2月の方は約14カ月の準備期間があることになります。具体的及び現実的対策スケジュールを立てるためにも、まずはご自身が出願準備に何カ月要することができるのか、という点も明確にしましょう。
→ 戦略的スケジュールを立てることが可能になる。
上記①~③を実行することで、2014年をどう過ごすか、という点について具体的及び現実的なスケジュールを立てることができます。なぜなら、①~③が分かると、何がいつまでに必要なのか、という戦略的スケジュールを立てるうえで最も重要な情報を得ることができるからです。
あとは皆さんの現在の英語力や数学知識、また2014年の忙しさなどを考慮し、是非戦略的スケジュールを立てて頂ければと思います。
以上2013~2014年年末・年始休みに行って頂きたいことを解説させて頂きました。休み期間中はテスト対策などはどうしてもモチベーションが上がらないものです。そういった時期は無理せず一旦休憩し、是非出願校の選定を進めて頂ければ幸いです。
皆さんにとって2014年が最高の年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。