【コラム No1】GPAの間違った解釈について
【コラム】GPAの間違った解釈について
~GPAのせいで大学院留学を諦めない~
大学院留学コンサルティングで最も多い問い合わせの一つが、GPA(大学の成績評定平均)です。なぜならGPAに関しては大学院留学に関する情報サイトや書籍を読むと、ほとんどと言っていいほどGPA3.0 以上が必要と記載されています。特に北米の大学院では日本の大学と評価方法が類似しているため、A=4、B=3、C=2、D=1、となり、海外の大学院へ出願するためには、B平均が必ず必要と認識されている方も多いようです。
しかし実際は、日本の大学の成績評価方法に関しては必ずしも「A,B,C,D」となっておらず、A+やAA、といった評価がAの上に存在する場合もありますし、Dが存在しないケースも多々あります。このように例えば北米でも日本の大学とは評価方法が異なりますし、日本国内に限っても大学の評価方法は大きく異なります。そのため、A+,A=4、B=3、C=2と計算してみたり、AA=4、A=3、B=2、C=1となる、など、様々な意見が飛び交っているのが現状です。
実はあまり知られていないことですが、GPAの計算方法は各大学院によって異なるため、「この計算方法が正しい」というのはないのが現状です。例えば下記、北米のアメリカン大学の出願者情報ページですが、GPAに関する規定が細かく記載されています。このように、各学校でGPAに関する規定は大きく異なるため、<font>GPAに関しての正しい数値は、出願校によって異なる</font>、というのが正しい解釈です。
http://www.american.edu/soc/admissions/graduate-apply.cfm
以上から、皆さんの大学評定平均(GPA)が出願したい学校の基準に達しているかを確認するためには、まず英文成績証明書を発行してもらい、その証明書を出願希望の担当者に直接メール添付にて送り、意見を仰ぐ他手はないことになります。