出願に必要な推薦書は職場の上司からでの大丈夫でしょうか?出身大学教授からでないとだめでしょうか?

このご質問の回答は、出願希望校のガイドラインによって異なります。厳密には各校が出願者にどういった書類や情報を求めているかは、出願する学校ではなくコース毎によって異なりますので、まずは出願を希望されるコースのアドミッションを詳しく確認頂くことをお勧め致します。

例えばビジネススクールで開講しているMBAなどは、職場の上司からの推薦状のみで出願可能なコースが多いですし、比較的教授からの推薦状を必須としている傾向があるイギリスの大学院でも、職歴の年数によって職場の上司からの推薦状で出願可能となるケースも昨今では増えてきました。

また、推薦状を誰に頼むべきか、というご質問も多々受けますが、推薦者選定に重要なことは他の出願書類との関係性だと思います。

海外の大学院は書類選考ですので、履歴書、エッセイ、推薦状全てを総合して判断されます。そのため、その3つの書類を作成するうえで皆さんがアピールしたい経験は何なのか、ということを最初に決める必要があります。そのアピールポイントを効果的に審査官に伝えるために履歴書、エッセイ、推薦状を作成するのです。下記に作成方法の流れを解説していますのでご参考ください。

1)出願書類(履歴書、エッセイ、推薦状)を作成するためにアピールポイントを絞る。
学術的(学歴)、実践的(職歴)の中から皆さんのアピールポイントを絞ってください。その際出願する専攻に合せて検討する必要があります。

2)そのアピールポイントをまずは箇条書きで簡潔に伝えるため履歴書を作成する。

3)箇条書きで書き切れなかった箇所をエッセイで詳しく述べる

4)履歴書、エッセイの内容を第三者の視点で証明してくれる推薦者を選定する。

以上ご参考下さいませ。