アメリカとイギリスの大学院の違いを教えてください。

アメリカとイギリスの大学院、どちらを留学先にするかを悩んでいる方は以外と多いのではないでしょうか?

ではイギリスとアメリカ大学院の大きな違いとは?
まず、アメリカに関してですが、大学院過程終了までに二年間の期間を有する、また大学院のプログラム内容、クラス内容がとてもプラクティカル(実践的)である、という二点は皆さん周知の事実かと思います。

それでは具体的にはどういったことなのでしょう?
大学院過程終了まで二年間というのは、単位制をとっているアメリカの大学院ではあたりまえのことで、通常アメリカの大学院は修士終了までに40~60単位を必要とします。そして一年間で2学期あります。一学期12単位程度を通常履修しますので、一年間で24単位となります。かける2年とすると48単位。これが二年間で卒業する平均的単位数です。大学院のプログラムを詳しく調べてみると、卒業までに必要な単位数を60単位以上に設定する学校もありますし、40単位以下のところもあります。そうなると一概に大学院卒業までに二年間ではなくなります。

以上のようにアメリカの大学院は非常にフレキシブルになっています。そのため、留学前に詳しくプログラムの終了条件を調べておく必要あります。

一方イギリスの大学院は、卒業までの期間が単位数でなく、履修するクラスで決められてしまっています(コースが開講されている学部内のクラスという制限はありますが選択科目もあります)。その大学院卒業までに必要なクラスは入学と同時に決めれれているのです。そのため、フレキシブルに授業が履修できる訳ではなく、決められたクラスを履修することになりますので、きっかり一年で終了することができます。

決められたクラスは非常に少なく、自分で履修するクラスを決め、そして卒業までの期間や大学院卒業時期も決めることのできるアメリカと、最初から履修するクラス、また卒業時に提出する修士論文の内容まで入学時にある程度決めなければいけないイギリス、単純に期間は二年間、一年間という相違点以外にもそういったコースの特徴があります。

それ以外にも、例えばインターンシップの有無や、選択科目の選択肢の広さなど、相違点は多くありますので、是非期間以外も点も考慮のうえご検討頂ければと思います。