推薦状は通常どういった方に頼むのがいいのでしょうか?
通常推薦状は卒業した大学の教授か、会社の上司に頼みます。
どういった方に頼むのかいいかということに関しては、皆さんの現在の状況に依存することが多いので明確なことは言えませんが、推薦者として大事なことが何点があります。
まずは必ず自分ことをよく知っている方に頼むこと、
よく「私は大学の学部長を知っているのですが書いてもらった方がいいのでしょうか?」または「会社の社長と知り合いなのですが、、」というご意見を聞きますが、自分のことを知らない社長より、自分のことをよく知っている係長の方が効果的な推薦状が書けるはずです。
また、学部長に書いてもらっても自分のことをよく知らなければ、効果的な推薦状にはならないと思います。以上のように、まずは自分と推薦者の関係を重要視してください。もちろん自分のことをよく知っている社長や、学部長などがいればそれが一番だということは言うまでもありません。
また、もしあなたが大学を卒業されて2~3年以内であれば、大学の教授から推薦状をもらったほうがいいと思います。もしくは、あなたが4年以上の職歴をもっていれば職歴を重要視して、職場の上司に頼むのが得策です。大学院によっては、アケデミックな分野とプラクティカムな分野両方からの推薦状を要求される場合もあります。その際は一名づつ用意する必要があります。
最後に大事なことは、出願する学位や学部とつながりのある分野の方に頼むということです。
例えば、環境学に行くのであれば、環境系の分野で著名の方に頼む方がより効果的な推薦状を書いてもらえるでしょう。また、職場の上司に頼む場合は、自分の出願する専攻に沿った効果的な推薦状を書いてもらう必要があります。
例えば、MBAに行くのであれば、マネージメント(管理)の能力を重要視されますので、何人の部下を管理していた、スケジュールの管理、データの管理など、管理系の職歴を中心にアピールしてください。
また、大学の時の学位と変わった学位に出願する際は、学位や分野が変わっても勉強を続けていくだけのアカデミックバックグラウンドがあるということをアピールする必要があります。
例えば、物理学の方が生物系の大学院を目指す場合、物理学を学ぶことによって、どの分野でもサイエンティストになるための理化学の知識な備わっています、というこを推薦状に書いてもらうと良いでしょう。