アメリカの院を検索しておりますと、1年で終了できるというMBAのコースがあったのですが、通常、2年コースが多いと思います。1年コースと2年コースでは何が違うのでしょうか?素人の判断ですと、1年コースのほうが授業内容が浅いように推測してしまうのですが、実際は、どうでしょうか?

通常2年のコースは北米に多く、通常一年目に必修科目として経営学の基礎的な科目である、会計学、財務学、人材管理学、経済学、マーケティング、情報管理学等を学び、2年目に副専攻を選ぶことができます。

通常副専攻では国際ビジネス、国際マーケティング、アントレプレナー(起業)、個人向けファイナンス、起業向けファイナンス、人材開発学等幅広い選択肢から選ぶことが可能です。
MBAの場合通常必修科目であるコースはそれほど差がありませんので、その後の副専攻やインターンシップの有り無等でコースの差が出ることになります。

一方イギリスなどで多い一年のコースは(北米でも稀にあります)この副専攻を選ぶことができません。経営学の基礎的な科目を幅広く学び、コース終盤に作成する修士論文で専門性を付けることになります。また期間的な問題もあり通常一年のコースにはインターンシップはありません。

以上が簡単な違いになりますが、現在職歴をお持ちで特にキャリアチェンジではなくキャリアアップのため留学であれば一年のものでも問題ないかと思います。ただキャリアチェンジや職歴が浅い方などは北米などの2年間のコースがお勧めということになります。