200を超える自然科学系の専攻。

海外の大学院で専攻できる自然科学系学位は非常に幅広く、ここで紹介するにはあまりにも数がありすぎるのですが、ここでは特に日本人大学院留学生に人気の学位をまとめておきます。特に数学、生物学といった学位はその専門分野も非常に細かく分かれていますので、特に人気の専攻となっています。通常自然科学系の専攻に関しては大学で関連する分野を学んでいることが出願条件となります。

専攻

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数学(Mathematics)

数学は通常純粋数学で研究されており、数学への内的な興味のために研究がなされます。

それぞれの分野での研究を行うこともできますが、その際進学する大学院はどういった数学領域を専門分野として持っているか、ということを事前に注意深く調べる必要があります。海外大学院で専攻できる数学領域は非常に多岐に渡り、代数学、幾何学、確率論、統計学、有限数学、応用数学、計算科学等様々なので、出願前に必ず学校担当教官にコンタクトをとり、自らが研究したい内容を研究することができるのか確認をする必要があります。

また北米等では数学は修士課程のコースは少なく、通常博士課程のコースになります。出願にはもちろん大学での数学の知識が必要不可欠になります。

専攻

02

生物学 (Biology)

生物学は広義には医学や農学等応用科学を含みます。生物学の各論には、生物の系統分類と生物学的階層性という大きな2つの軸があります。

前者によって分類する場合、代表的な分野は、動物学、植物学、微生物学の3つになります。それぞれは系統分類にしたがってさらに細分化できます。例えば、動物学の下位には昆虫学や魚類学等があり、これらの分野では、生物の特異性・多様性を重視する流れがあります。一方、対象の大きさ、つまり生物学的階層性を軸にすると、代表的な分野は、分子生物学・生化学、細胞生物学、発生生物学、動物行動学、生態学等があります。また生態学は対象とする場所を重視する場合は森林生態学や海洋生態学等の名称も用いられます。

専攻

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物理学(Physics)

物理学とは自然界にある全ての現象には法則があると考え、物質間で働く相互作用をその性質と現象から理解、研究する力学的研究と、全ての物質を基本的な要素を使用し理解しようとする原子論的研究があります。

海外大学院で物理学を学ぶ場合は通常マスターコース(修士課程)とドクターコース(博士課程)がありますが、日本で物理学専攻の学生でも通常修士課程から始めることになります。なお北米等ではマスターコースとドクターコースが結合したコースも存在します。

専攻

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化学 (Chemistry)

化学は原子及び分子を物質の構成要素と考え、物質の構造、性質、反応を研究する自然科学の一分野です。海外大学院で専攻することのできる主な研究分野は、無機化学 、有機化学 、高分子化学 、生化学 、分析化学 、工業化学等になります。

北米等の大学院では通常ドクターコース(博士課程)が多いので、大学在学中にある程度専門分野を決め、研究を進める必要があります。また、物理学と同様にマスターコース(修士課程)とドクターコースが結合しているコースもあります。