佐藤純也さん|Jyunya SATO
佐藤純也さん|Jyunya SATO
合格スクール | Imperial College University of Bath |
留学先(国) | イギリス |
専攻(メジャー) | Management / International Management |
職業 | 慶応義塾大学 |
今回インタビューにご協力頂きました佐藤さんは、現役大学生ながら見事英国で最も有名なビジネススクールの一つ、インペリアルカレッジに合格されました。まずは現役大学生が国際的に有名なビジネススクールを目指されたきっかけからお話を伺いました。
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
大きく分けて2点ございます。
1つは幼少期の海外経験です。私は小学生時代の三年半を米国NY州の現地校で過ごしました。はじめは言語や文化の壁、考え方の違いに大変苦しみましたが、コミュニケーションの手段としてスポーツやゲーム、美術や音楽を用い、自分の存在を証明していきました。
当時の経験から得られた精神的なタフネスやコミュニケーションの力は現在の私の考え方や行動の軸となっていると同時に、今海外に出ていったらどの程度自分が通用するのか試してみたいという思いが常にありました。
2つ目のきっかけは学部2年の時にシリコンバレーでベンチャー企業のインターンシップに参加した経験です。とても小さな組織でしたが、その分裁量権を与えられ、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家へのプレゼンテーションを含む資金調達業務、マーケットリサーチ等、様々な仕事をやらせてもらいました。
その時に生まれて初めてビジネスの面白みに触れ、より体系的にビジネスを学びたい、それも出来たら海外で挑戦してみたいと思いました。
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
本格的に意識し始めたのは3年生の終わり頃だったと思います。最終的に出願に向けて準備を始めたのは4年生の秋です。
決めてからは大学のネットワークやSNSをフルに活用して過去に自分と同じ様な経緯で大学院留学をされた方のお話を聞いたりしながら情報収集をして、より詳しい情報を伺う為に、こちらのコンサルティングでお話しを伺いました。
それからはこちらでサポート頂きながら本格的に準備を進めて行きました。
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
「ビジネス」という大きな範囲で最初は検討し始めました。MarketingやFinance、Accounting等、一つの分野を重点的に学べるコースもありましたが、キャリアビジョンが明確に定まっていなかったので、より幅広い科目を学ぶことのできるManagementのコースに出願しました。
なるべく早く社会に出たいという思いもあり、期間は一年間を希望しました。この時点で希望に合ったイギリスとオーストラリアに出願校は絞りました。その後、いくつかの候補校の中から、知名度の高さやランキング、過去のプログラム参加者の満足度を吟味し、出願校を決めていきました。
また、アカデミックな面だけでなく、ビジネスをより実践的に学べることも重視しました。進学先のインペリアルカレッジはその点では非常に充実しており、またロンドンには有名な金融シティや名だたるコンサルティング会社、スタートアップの集うシリコンラウンドアバウトがあり、様々なコネクションがあることも魅力でした。
Q4. 留学のご準備で大変だったことや、逆にこの期間を経て得られたものなど、印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?
Q4. 留学のご準備で大変だったことや、逆にこの期間を経て得られたものなど、印象に残っていることがあったら教えてもらえますか?
一番ストレスだったのは、周りの友人が就職活動を行っている中で、自分だけ皆と違った道を選んでいることでした。職務経験なしで海外大学院に進学することには賛否両論ありましたし、父も初めは反対していました。そんな中で自分の意志を貫いて皆とは違う道を選ぶのは大きな決断でした。
私は今まで行き当たりばったりで生きてきたので、これほど自分自身と向き合って将来について考えるのは初めてだったかもしれません。
それでも最終的に留学しようと決断したのは、目の前にチャンスが転がっているのに挑戦せずに終わったら絶対に後悔すると思ったからです。
納得いくまで考えて出した結論なので、今では自分の意志を貫いて本当に良かったと思っています。
進学校に関しましては、出願書類はレジュメ、エッセイ、推薦状が必要で、また選考プロセスにはスカイプインタビューもございました。履歴書やエッセイはこちらで何度も添削頂いたので、安心して提出することができました。推薦状も信頼できる方々に書いて頂けたので、特に不安はなかったです。
スカイプインタビューは割とスタンダードな形式で、志望理由やキャリアプランについて聞かれました。事前に自分の考えをまとめて、論理的に説明できるようにはしておいたので、しっかりと受け答えはできました。
他に大変だったのは、英語力証明書類の準備でした。仮合格の通知をいただいた後、英語力証明として提出していたTOEFLがイギリス側の都合で急にビザ申請では使えない事になってしまい、急いでIELTSの申し込みをして、対策を始めました。
多くの学生からイギリス政府への抗議があり、最終的に私のTOEFLのスコアは認められましたが、こうした思いもよらない事態も起こり得るので、余裕のある方はTOEFLとIELTS両方受けておいた方が良いかもしれません。
Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?
Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?
ビジネススクールではグループワークが大半を占めます。
特に、人種のるつぼと言われるロンドンには様々なバックグラウンドを持った人が集まるので、他の学生の考え方や意見を理解するのにタフなことも沢山あるでしょう。
ただ、そういった場面に出くわしても悲観的にならず、柔軟に思考することを心掛けたいと思っています。また、グループの一員として、どんな価値を自分はもたらせるのかを常に考え、オーナーシップを発揮して率先して行動したいと思っています。
留学先には沢山のチャンスが転がっていると思います。少しでも興味を持ったもの、やりたいと思った事に関しては全てチャレンジしていきたいと思います。そしてやるからには本腰入れてやっていきたいです。
Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。
Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。
自分の人生を決めるのは自分です。自分を幸福にするのも自分です。
いろいろなことを言う人が、これまでもいて、これからもいると思いますが、自分自身の判断を大切にしてください。
痛い目を見ることもありますが、自分の判断であれば、それはすべて糧になっていきます。