弊社のAIポリシー
About AI Policy
弊社の各コンサルティング業務(個別コンサルティング、学校リサーチ、出願書類添削)については、すべて各専門スタッフである人間が担当します。常に人の目で確認、手で添削、耳で聞き取り、そして感性で判断することを徹底しています。つまり、人間の五感や判断力を活かして行うことを重要視しています。
しかしながら、海外へと目を向けると、現在海外大学院への出願において、AI の活用は近年急速に広まっており、出願書類の作成においても重要な役割を果たしています。多くの出願者は AI ツールを用いてエッセイの校正や改善、あるいはより効果的な表現方法の提案を受けるなど、様々な形でAIを活用しています。そのため、AIを一切使用しないことで他の、特に日本以外からの出願者と相対評価された場合に不利にならないよう、弊社のコンサルティング業務におきましても適時AIを使用しています。
ここでは弊社が、各コンサルティング業務を行う際、いつ、どのように AIを使用しているのか、という点について明確にお伝えしたいと思います。
大学院留学コンサルティング株式会社
2025年1月18日公開
コンサルティング業務における AI ポリシー
AI Policy for Consultings
基本方針について |
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弊社の各コンサルティング業務(個別コンサルティング、学校リサーチ、出願書類添削)については、すべて各専門スタッフである人間が担当します。常に人の目で確認、手で添削、耳で聞き取り、そして感性で判断することを徹底しています。つまり、人間の五感や判断力を活かして行うことを重要視しています。 しかしながら、海外へと目を向けると、現在海外大学院への出願において、AI の活用は近年急速に広まっており、出願書類の作成においても重要な役割を果たしています。多くの出願者は AI ツールを用いてエッセイの校正や改善、あるいはより効果的な表現方法の提案を受けるなど、様々な形でAIを活用しています。そのため、AIを一切使用しないことで他の、特に日本以外からの出願者と相対評価された場合に不利にならないよう、弊社のコンサルティング業務におきましても適時AIを使用しています。 ここでは弊社が、各コンサルティング業務を行う際、いつ、どのように AIを使用しているのか、という点について明確にお伝えしたいと思います。 |
1. 合格者のエッセイを AI に学習させることで「戦略的な改善点」を明らかにします。 |
まず大前提として、弊社の出願書類における添削は、海外大学院への出願書類を20年以上専門に添削している人間が行っています。しかしその人間による添削に加え、最先端の AI 技術を導入し、人間の経験と AI の分析力を融合させることで、圧倒的な差別化を実現し、合格へと導く書類作成を実現します。弊社には、20 年間に及ぶ海外大学院への進学を専門としたコンサルティング実績があります。また、10 年以上に渡り、国土交通省様などへの専任サポートを含めた経験がございます。 それら過去の合格者のエッセイや履歴書を AI に学習させ、皆さんの書類との類似点や相違点を分析することで、改善点や強化すべきポイントを特定することが出来ます。また、合格者のエッセイから効果的な表現技法や構成、内容の傾向を抽出し、皆さんの書類に反映させることも可能です。さらに AI を用いて過去の合格者のデータベースを構築し、皆さんの書類と照らし合わせることで、独自性や説得力を高めるための改善点を発見することが可能になります。つまり、人間の手による添削に加えて、AI の力を借りることで、皆さんのエッセイや履歴書はさらに洗練され、個々の強みを最大限に引き出した、より説得力のあるものへと進化することができるのです。単に合格基準を満たすだけでなく、審査官の目に留まり、記憶に残るような、印象的な出願書類になるよう最大限活用します。 また、推薦状の代筆を行う際にも、合格者の推薦状を AI を使って内容を分析し、合格者の推薦状に共通する特徴や傾向を把握します。具体的には、使用されている単語や表現、強調されている能力やスキル、推薦者の立場や関係性などを分析し、分析結果に基づいて、効果的な推薦状に含まれるべき要素を抽出することも可能です。例えば、「リーダーシップ」「協調性」「問題解決能力」といった具体的なスキルや、「熱意」「誠実さ」「責任感」といったパーソナリティ特性などが挙げられます。つまり、過去の合格者の推薦状を学習することで、より効果的な表現や構成を提案することができます。 しかし AI を使用するうえで非常に重要な点があります。まず、合格者の各出願書類を「模倣」するのではなく、あくまで「参考」にするということです。つまり、合格者の書類に似せるのではなく、あくまでもヒントや例として活用し、添削対象のエッセイの改善に役立てています。また、日本語と英語は文法的な構造も然ることながら、文化的背景も異なります。その為日本語では異なるニュアンスの内容であってもAIでは同義と捉えられてしまう事も少なくありません。そういった部分についても人間の感性で確認を行い、独自性や込められた想いを損なうことのない様、注力する必要があります。さらに、海外の大学院では各出願書類に AI の使用を厳格に禁止している学校もありますので、その点に細心の注意を払い出願書類添削業務を行っています。 |
2.コンサルティング業務に AI を活用することでさらに相対的なアドバイスが可能です。 |
こちらもまず大前提として、皆さんの留学におけるご希望や目的、条件などを伺い、そのご希望に沿う選択肢のご提案や、理想の出願校を見つけ更に合格へ近づく為のコンサルティングは、全て担当コンサルタントである人間がその感性を重要視しながら行っています。なぜなら、コンサルティング業務は皆さんの持っていらっしゃるご希望や条件、そして留学にかける想いが異なるため、それらを常に考慮し行う必要があるからです。そのため、基本的にはエッセイのように戦略的に AIを使用することはできません。 しかしながら、コンサルティングの際参考となる情報についてはAIのサポートを借りることが可能です。例えば、各学校のアドミッション(出願条件など)のリサーチ結果、また過去の合格実績(合格者のスコアや職歴、学歴など)をAIに分析させることで、変化の激しい留学事情にも対応することができ、皆さんの出願校選定に活かすことができます。つまり、過去の合格者のデータ分析にAIを活用することで、皆さんの出願戦略をより強力にサポートすることが可能になるのです。 このように、20 年という長年の経験と実績によって、皆さんの留学における目的や希望だけでなく、条件や不安にも耳を傾け、常に戦略的留学プランを一緒に考え、実現へと導きます。AIは、その過程を強力にサポートする頼もしい存在です。膨大なデータ分析、最新の情報収集、そして効率的な情報提供を通して、コンサルタントの知恵を最大限に引き出し、皆さんの留学成功の可能性を最大限に広げます。私たちは、人間中心のサポート体制を基盤に、AI の力を効果的に活用することで、皆様の留学成功を最大限にサポートします。 |
3. 学校リサーチにおけるAIの使用は非常に限定的です。 |
皆さんのご留学に関する目的や条件をお伺いし、ご希望に沿った学校のリストアップや、各校の出願条件のリサーチに AI は基本的に使用しません。 なぜかと申しますと、第一に、学校リサーチにおける取りこぼしを最大限防ぐためです。皆さんは留学を決意された日から、各種ランキングや立地、国や環境、そして必要スコアや出願課題など、ご希望の条件を深くご検討されていると思います。もちろんその条件は1つではなく、複数の条件に優先順位をつけリサーチを行うこともご検討されると思います。このように、学校をリストアップする際は、ご希望や条件が複雑に絡み合うため、AIに適切な依頼を行うことが非常に難しく、例え依頼を行っても学校の取りこぼしが起きる可能性が非常に高いのが現状です。進学後、新たに条件やご希望に沿った学校が見つかり後悔する、という事態は絶対に避けなければいけません。 もう一つの理由は、出願条件の詳しいリサーチにAIを使用することで、公式ホームペー ジ以外の不正確な情報を載せているウェブページや、個人の発信するブログ、そしてたとえ公式ホームページであったとしても過去の情報を載せているケースもあり、そういった情報ソースから誤情報を取得してしまう可能性が高いということです。さらに、AIが事実とは異なる情報を生成してしまう、またはAIが画像や音声などを誤って認識し、間違った情報を出力してしまうといった懸念もあります。 以上の理由から、弊社では、出願書類の作成やコンサルティング業務と異なり、学校リサーチにおいては必ず専門の担当者が人力で行います。 |
法令遵守・データ管理・倫理原則を重視し、適切に運用しています。 |
弊社では、AIの技術をコンサルティング業務に活用するにあたり、倫理的な問題や法的リスクなども鑑み、適切なポリシーを定めています。以下は弊社のAI技術を安全かつ責任ある方法で活用するための指針になります。 ・倫理原則:弊社ではコンサルティング業務でAIを使用した際は、その公平性や透明性、そして説明責任などを担保するため、その旨をクライアント様に通知致します。また、弊社スタッフに対してAI倫理に関する教育を実施し、倫理的な意識を高めて参ります。 ・法的遵守:クライアント様の個人情報は、個人情報保護法に則り管理致します。また、著作権法も重視し、作成者の許可を得た書類のみAIの分析対象としています。 ・安全性:AI技術を活用することで、誤作動や偽りの情報を入手してしまう等のリスクを鑑み、あくまで情報の信憑性や分析結果などは担当者(人間)が確認のうえ提供するものとします。 ・データ管理:AIの学習や運用に使用するデータの保管については、弊社内の管理職の限られたスタッフのみ閲覧可能とし、且つ如何なる情報も社外に持ち出すことを禁じています。各コンサルティング業務もすべて(スタッフの自宅やサテライトオフィスなどで行うことはなく)表参道コンサルティングルームにて行います。 ・具体的な活用法:前述の通りとします(①~③をご参照下さい)。 最後に、昨今のAI技術をめぐる国際情勢により、海外の大学院も学校独自のガイドラインを設けたり、各出願書類の作成にAIの使用を明確に禁止している学校も増えてきました。そのため、出願校におけるAIの活用ガイドラインを確認したうえで、然るべき形で活用することを心掛けています。 以上が、弊社の各コンサルティング業務に関するAIの考え方と使用方法となります。弊社では、常に長年の経験と実績に基づくコンサルタントの知恵、更にAIの高度な分析能力を融合させることで、皆様一人ひとりに最適なサービスを提供しています。人間の五感とAIの力を組み合わせることで、皆様の留学成功を最大限にサポートします。 ただ、現在 AIを含め私たちを取り巻くテクノロジーは非常に急速なスピードで進化、発展しています。そのため、弊社一丸となり、今後も人間中心のサポートを念頭に、いかに最新テクノジーを活かし皆さんの理想の留学を実現する為のサポートを提供できるのか、という課題に対し日々研究して参りたいと思います。 |
※2025年1月18日公開:弊社のAIポリシー全文(PDF版)ダウンロード |