増島 陽梨さん|Hiyori MASUJIMA
増島 陽梨さん|Hiyori MASUJIMA
合格スクール | University of Manchester |
留学先(国) | イギリス |
専攻(メジャー) | Marketing |
職業 | 白百合大学 |
今回 インタビューにご協力頂きました増島さんは、現役大学生ながらマーケティングというビジネスの専門分野にチャレンジされました。そして見事、毎年世界大学ランキングでも上位に位置するイギリスの名門、マンチェスター大学から合格を勝ち取りました。そんな現在大学生の増島さんが、名門大学院への留学を実現させた経緯について詳しくお伺いすることができました。
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
えっと、私の場合は大学受験で挫折を経験していて、行きたい大学に行けなかったというコンプレックスがありました。
なので大学に入学をしてからは最初から気合を入れて(笑)、学業は頑張ろうと励んでいました。そして大学3年生の時に8か月間アメリカの協定校に語学留学をして、そこで色々な経験をしました。
もともと英文学科に所属していたのですが、ビジネス系のコースも履修して面白さを感じていましたし、留学経験を通じて自分の事も新たに発見する部分もあり、もっと勉強したいという想いが芽生えたんです。
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?
3年生の留学中に専攻の事とか、どんなサポート機関があるのかとか情報収集は進めていました。
帰国後の1月頃にIELTSを始めて、具体的な準備は専門の方のアドバイスを受けながら進めたかったので、3月位にこちらへご相談しました。
そこからはサポートをお願いして専攻を決めたり、出願校を決めたり、8月位からは書類作成も進めて最初に出願したのは10-11月位だったと思います。
最初に出願した大学からすぐに合格を頂けたので、とても安心して他の出願校に向けた準備が進められました。
IELTSは結局あまり受験できなくて2回の受験で6.5が取得できたのですが、本当は7.0必要だったので今回pre-sessional courseを受講する形でUniversity of Manchesterへ進学する事にしました。
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?
専攻については本当にずっと悩んでいて、最初は国際関係や新興国の教育系を考えていました。
大学時代に2年ほど難民支援などに関連する国際弁護士の先生のクラスなどで学んでいた事もあり、そういった問題に関心を持っていたんです。ただそれを大学院の専攻として選んでよいのか、キャリアとして目指して良いのか決断が出来なかったので、実際の現状を見れればと思い、4年生の5月にタイのスラム街に行ってみました。
実際目の当たりにしてみて、自分一人が何か出来るという世界じゃないという事を改めて実感しました。担当コンサルタントの方に色々ご相談もさせて頂いて、自分の今までしてきた事や興味を話しながらこういった専攻もあるよと色々な選択肢を見せて頂いて、最終的にビジネス、特にMarketingをしっかりと学んでみたいという気持ちになりました。
私の大学は自分の学部の学習に加えて、希望者“はグローバルビジネスプログラム”を受講する機会も設けられているんですね。その時はそこまで深く考えていませんでしたが、選考に通ったので受講をしていたんです。そこでプロのマーケッターの方のお話を聞けたりといった機会がありました。
4年時にはコーヒーショップと連携し、コンセプトに合ったパッケージをデザインするという事にも携わる事が出来て、実際に販売まで経験しMarketingの楽しさを実感する事が出来たので、それも大きかったと思います。
大学受験で納得のいく結果が得られなかったので、大学院は目標を決めて頑張りたかったという事もあり、世界ランクTop100以内の大学院に進学するという事を目標に、Marketingが学べるプログラムを沢山ご紹介頂きました。
その中でもコース内容や立地、履修期間などを考えていきながら出願校を絞りました。最終的にアメリカとイギリスへ出願しましたが、なるべく短期でMasterを取りたかったので、イギリスをメインに考えました。
今回いくつかの大学院から合格を頂けましたが、大学の評価や知名度からManchesterは希望が強かった大学ですし、立地や気候的にもロンドンなどの大都市よりは少し郊外で、更に気候も寒い方が好きなので進学校として選びました。
Q4. 留学ご準備の中で大変だった事や逆に大学院留学を目指したからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?
Q4. 留学ご準備の中で大変だった事や逆に大学院留学を目指したからこそ得られた事など、印象に残っている事があったら教えて頂けますか?
大変だったのは、意外かもしれませんが専攻がなかなか決められなかった事だと思います。
3年生の頃から将来自分がどうなりたいのか、何を学びたいのか、何に興味があるのか、悩んでいて、途中で気持ちや興味も変わったりするし、、(笑)。迷いましたね。
こちらでご相談する様になってからはより具体的に考えていく事が出来ましたが、ご相談前からそんな悩む時期が続いていて、辛かったです。
そんな風に悩みながら専攻を決めて、でも決まったら本当にエッセイなども8月~10月位に一気に仕上げて、割と短期で準備を進める事が出来ました。
この準備を通して初めて知った事ですが、私は割と一つの事に集中してしまうと他の事が出来なくなってしまうタイプなんだな、と思いました。例えば8月からエッセイの準備を開始したら、まず朝起きて担当コンサルタントの方からのメールをチェックして返信して、それから添削頂いた書類に目を通して修正案を考えて、学校行って帰ってきたらまたエッセイ、、という感じでこの期間は英語の対策がほぼ止まってしまいました(笑)。
この留学準備を通して、そういった自分の事について改めて知る機会があったり、とても悩んだけれどだからこそ将来の事について真剣に自分と向き合う事が出来ました。それは今後の私の人生にとって、とても良かったと思います。
あとIELTS対策などで継続力が身についた気がします。色々悩んで頑張った結果が合格に繋がって、とても大きな達成感も得る事が出来ました。Offerをもらった時はめちゃくちゃ嬉しかったですね!
Q5. 色々な経過を経て間もなく渡航予定と伺っております。今のお気持ちをお聞かせいただけますか?
Q5. 色々な経過を経て間もなく渡航予定と伺っております。今のお気持ちをお聞かせいただけますか?
来週からまずPre-sessional courseの履修が始まりますが、今はどちらかというと楽しみより不安の方が大きいですね、、。英語力ももちろんですし、本格的に学ぶビジネスの授業について行けるかな、とかそういった不安が大きいです。
でもこの1年はきっと今までの自分の人生の中で一番大変だけど大きな1年になると思っているので、まずは学業をきちんと頑張って、その上で課外活動も積極的に参加してみたいと思います。Manchesterには色々なSocietiesがあると先輩から伺っています。クラブやサークル、ボランティアやアルバイトなど、色々な経験をしてみたいなと思っています。
大学卒業後の事はまだそこまで決めていませんが、日本企業への就職を考えていて、学んだことを活かして広報や企画、マーケティングなど、職種は問わず考えていけたらと思っています。
Q6. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。
Q6. 色々なお話、ありがとうございます。最後に現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願いたします。
自分がやりたい事をする為、自分がなりたい人になる為、目標を叶える為に、大学院留学がその手段になるのであれば是非チャレンジしてみてほしいなと思います。
私もまだ留学に行く前なので、あまり大きな事は言えませんが、、(笑)
例えばGPAが悪かったり、今の学部と違う専攻に行けるのかとか、不安要素がある事もあると思います。
私も最初のうちはビジネス系に出願すると思っていなかったので意識していませんでしたが、関連するクラスを履修していたり、2年生の時に経験したインターンがカンボジアのエシカルファッションブランドのカタログの作成で、今回出願するMarketing専攻と関連があったので、エッセイの中でそういった実績をアピール出来たりしたことで評価してもらう事が出来ました。
なのでしっかり振り返っていくとアピールできる要素があったりする事もあるので、まずは大学院留学に興味がある方は何か一つ不安要素があるだけで諦める事はせずに、挑戦してみてほしいと思います。