分野別の海外大学院専攻紹介
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臨床心理学:Clinical Psychology
臨床心理学は心理学の中でも最もメジャーな学問で、主に精神疾患や心理的問題の治療・解決、あるいは人々の精神的健康の増進に貢献することを目指すことを目的とした学問です。
通常海外の大学院で臨床心理学専攻を希望する場合、心理学学士を要求されます。大学で心理学を出ていないと一度大学編入をして心理学学士号取得を課されるか、大学院が定める心理学のクラスを大学で履修しないと臨床心理学修士課程に進学することはできません。
また研究対象は脳(および「心」)の機能的・器質的障害によって引き起こされる疾患を対象とし、通常統合失調症や躁うつ病といった重度のものから、パニック障害、適応障害といった中軽度のものまで様々な疾患を含みます。
研究対象が多岐に渡るだけでなく、通常精神科や神経科が担当する疾患を扱うことになるので、いわゆるスクールカウンセラー等を目指す方には荷が重い専攻となるでしょう。
通常北米では臨床心理学の修士号は博士号と繋がっており、6年程度かけて卒業します。臨床心理学の修士コースのみというのはほとんどありません。常に研究者を目指すための学位と言えるでしょう。