井上知美さん|Tomomi INOUE

井上知美さん|Tomomi INOUE

合格スクールMinnesota State University, Mankato
留学先(国)アメリカ
専攻(メジャー)Counseling and Student Personnel
職業文京学院大学

今回インタビューにご協力頂きました井上さんは、「大学生を対象としたカウンセリング学」という少し珍しい専攻を選ばれ見事ミネソタ州立大学に合格されました。そんな井上さんに大学院留学を目指したきっかけからお話を伺いました。

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?

きっかけは大学3年時に行った交換留学です。そこで自分を見つめなおす時間が多くあって、他の留学生や現地の学生と交流する機会も数多くあったんですが、そこで彼らのすごぐ真面目な姿勢に影響を受けました。

ただなんとなく時間を過ごすのではなく、授業にももちろん毎回出席するし、本当に真面目に勉強していたんです。それが海外でもっと勉強してみたいと思ったきっかけですね。

実は留学してから2、3か月の間は帰国したら就職しようと考えていたんです。ただ留学生活を続けるうちに、このまま就職したらもったいないんじゃないかと思い始めました。もっと自分の勉強したいことを勉強してそれを仕事に活かしたいと想いが芽生えたんです。


Q2. 大学院留学に向け、いつ頃からどのようにご準備を進められましたか?

Q2. 大学院留学に向け、まずどのようにご準備を進められましたか?

正式に海外の大学院に行こうと思ったのは大学4年生の5月、6月で、そこから出願は早い場合10月位からと考えると、やっぱり確実に準備を進めるなら、専門のコンサルティングの方にお任せした方が、自分一人で進めるより確実に大学院留学を実現できる可能性が高まると思い、サポートをお願いしようと思いました。

もちろん時間がもっとあれば自分でやりたいと思ったんですが、半年切っていましたし、自分で一か八かで賭けるようなものでもありませんし、、

それからはご指導いただいたスケジュールに沿い準備を進めていきました。


Q3. 専攻や国、出願校はどのように選ばれましたか?

Q3. 専攻や国、また出願校はどのように選ばれましたか?

実は最初は、留学中に現地の小学校にへフィールドワークに行かせて頂いた事をきっかけに最初は日本語講師に興味を持っていたんです。ただその後本当に自分のやりたいことは日本語教師なのかと思い始め、、、また悩み始めました。

日本の大学には、少なくとも私が通っていた大学にはアカデミックアドバイザーのような専門スタッフはいませんでした。留学先では教授だけでなく学校のスタッフには直接生徒にかかわるきっかけが非常に多いと感じていました。それでそういう仕事もあるんだ、、と。

大学生って大人でもないし、子供でもないし、、という複雑な年齢で、就職活動などで自己分析などをすると思うんですが、そこで自分ってやりたいことはないんじゃないか、とか、このまま将来何をすればいいんだろう、とかすごく独自の悩みが増える時期だと思うんですね。

学生が終わって新たに社会に出るので私もずいぶん悩んでいたので、極端な話「なんで生きるんだろう」みたいなことまで悩んでしまったり、、そういう時に日本でそういう悩みを相談できるところって少ないと思うんです。例えばカウンセリングルームがあってもあまり利用していないような気もします。でもアメリカでは先生とかスタッフさんとかもすごく親身になっていました。そういう日本では目立たなかった仕事がアメリカではすごく生徒の役に立っていて、、

彼らのそのような献身的な姿を見て、大学の職員という様々な面で学生をサポートする職業に興味を持ち始めたんです。そしてゆくゆくは大学生を対象にしたカウンセラーになりたいと思い始め、その第一歩として、大学運営やカウンセリング学を学べる専攻を探しました。

留学先についてはアメリカ以外は考えていませんでした。出願校も留学経験があるミネソタ州と興味のあったカリフォルニア州に限定し学びたい内容が学べる専攻を提供している学校をご紹介頂き、その中から出願校を選びました。


Q4. 留学のご準備で特に大変だったことがあったら教えて頂けますか?

Q4. 留学のご準備で特に大変だったことがあったら教えて頂けますか?

学校選びや書類はサポートして頂いたので苦労はなかったんですが、、、もちろんほとんどの友達が応援してくれたんですが、就職活動や経済的な理由で大学院留学に対して厳しいものがあったり、理解がない人もいるので、それが苦労という訳ではないんですが、、、辛かったですね。

【そんな中大学院留学を諦めずご準備を進められた要因はなんですか?】
それでも大学院留学に対する気持ちがぶれなかったのは、私の場合、何を言われても行きたい気持ちが強かったことにあると思います。人によっては周りからの厳しい目に耐えられず留学を断念したり精神的に参ってしまうこともあるかも知れませんが、“行きたい”という気持ちが強ければ乗り切れるはずです。


Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、留学中、留学後の抱負や今の心境をお聞かせ頂けますか?

Q5. 色々なご経験を経てまもなくご出発を控えていらっしゃいますが、現在の抱負や皆様へのアドバイスを頂けますか?

きちんと学んで、学ぶ以外にもやれることはやって、大学院生活やりきったな、と思えるような卒業式を向かえたいと思います。卒業後は国とかもどこで働くか分かりませんが、将来はそういった仕事を日本でも広められたらいいなと思います。

アドバイス、、そうですね、、一つは、留学の目的を明確にすることです。大学院という大学と違って特定の分野を専門的に学び研究する機関に行くわけですから、例えば、就職できないから留学、というような安易な理由で大学院留学をしても向こうではやっていけないと思いますし、その前にお金がもったいないです。「大学院で何を学びたいのか、なぜ日本の大学院ではなく海外なのか、なぜ大学院という機関なのかetc.」について、じっくり時間をかけて考え結論を出し、理由そして目標をはっきりさせることが大事です。時間はかかっても、目標が明確になれば充実した留学生活を送れるはずです。

二つ目は、大学院留学を本当に希望していて、実現できる環境、例えば応援してくれる家族とか、、があるんだったら、そのチャンスは活かすべきだということですね。あとで「あの時留学していればな、、、」と後悔しても遅いですから。